日本通運、2025年度SAF活用促進事業の貨物代理店に選定
5月29日、日本通運株式会社は東京都の助成事業「企業のScope3対応に向けた航空貨物輸送でのSAF活用促進事業」において、過去に続き貨物代理店に選定されることが発表されました。これは2025年度の取り組みで、エコな航空輸送を推進する重要な役割を担っています。
SAF(持続可能な航空燃料)を活用したこの事業は、企業がサプライチェーン全体でのCO2排出量を削減するためのものです。東京都が支援を行うことで、荷主企業は航空貨物輸送時におけるSAF利用に伴う追加費用を助成してもらえます。様々な企業がこのプログラムを利用できることで、より多くの環境価値が創出されることが期待されています。
NXグループとSAFプロジェクト
日本通運を含むNXグループは、SAF利用の拡大に着手しています。これは「サステナブル・ソリューションの開発・強化」を重要課題と位置づけており、特に「NX-GREEN SAF Program」の提供を進めています。「Scope3環境価値取引実証事業」への参加もおり、企業がCO2排出量を減らすための合理的な選択肢を提供することに貢献しています。
2024年度の事業では、多くのお客様にSAF利用を促進し、その成果を上げてきました。2025年度もこの流れを維持し、サプライチェーン全体でのCO2排出量削減をサポートするための取り組みがさらに拡大されることでしょう。
環境への取り組み
NXグループは、気候変動に対する責任を明確にしています。2030年までに2013年比でグループ全体のCO2排出量を50%削減する目標を掲げています。2023年5月には、Science Based Targets initiative(SBTi)への認定を目指したコミットメントレターを提出しています。また、2050年までのカーボンニュートラル社会実現への貢献も視野に入れています。
このような取り組みの一環として、NXグループは環境保全に向けた意識を高めることにも注力しており、グループ全体での課題解決を推進しています。この姿勢は、単なる企業活動に留まらず、地域や社会に対する強い貢献ともいえるでしょう。
結論
日本通運が再びSAF活用促進事業の貨物代理店に選ばれたことは、環境意識が高まる中での大きなニュースです。企業としての責任と社会貢献、持続可能性の高い輸送方法への道が開かれる中、より多くの企業がSAF活用に取り組むことが期待されます。このように、日本通運やNXグループの取り組みは、将来の物流業界における新しいスタンダードを築く一助となるでしょう。