岡山大学で科学の未来を担う若者たちが集結!
国立大学法人岡山大学(岡山市北区)が、2025年10月に「2025サイエンストライアル」を開催しました。このイベントは、岡山県内外の中学生や高校生を対象に、科学の最前線を体験する貴重な機会です。
参加したのは、総勢19名の若者たち。彼らは、微生物の不思議を学び、大学生との交流を通じて科学への興味を一層深めました。イニシャルは岡山大学のダイバーシティ推進本部男女共同参画室が実施しました。
充実したプログラム内容
最初に講師を務めたのは、学術研究院環境生命自然科学学域の小野千由貴助教。微生物の重要性やその役割、さらには周囲に存在するさまざまな菌について興味深い話を展開しました。この講義は、参加者の科学的好奇心を引き出す絶好の入り口となりました。
その後、大学生8名が自らの研究内容や日常生活について個性的な表現で紹介しました。この交流は、参加者たちにとって科学の楽しさを実感する素晴らしい体験になったことでしょう。さらに、クイズ形式のセッションでは、発酵食品や酵母、乳酸菌について簡単に理解できる説明がなされました。
顕微鏡を使った実験
イベントのハイライトは、顕微鏡を使っての実験でした。参加者たちは、パンや納豆、味噌などに含まれる微生物のにおいを確認しながら、肉眼では見えない世界を大学生と一緒に観察しました。普段の生活では目にすることのない微生物の存在を実感できた瞬間でした。
参加者からは「酵母がどのように活用されているかを知ることが出来た」といった感想も寄せられ、また「クイズ形式で非常に分かりやすかった」「顕微鏡の使い方を丁寧に教えてもらえて理解が深まった」と、多くのポジティブなフィードバックがありました。大学生との直接的な交流や自己紹介も楽しんでもらえたようで、参加者は科学に対する理解が深まったと同時に、進路選択の参考にもなったとのこと。
未来を担う若者たちへ
このような取り組みを通して、地域中核・特色ある研究大学としての岡山大学の役割が強調されました。今後も引き続き、地域の教育機関と連携しながら、若者たちの科学への情熱を育てるイベントが行われることを期待したいものです。
岡山大学は、持続可能な開発目標(SDGs)に対応した活動も行っています。地域社会との共創を進め、未来の科学者たちが活躍する場を提供し続ける岡山大学に注目です!