プリントシール機の歴史と進化
2025年7月で“プリクラ®”が30周年を迎えます。この記念すべきタイミングに、株式会社セガ フェイブとフリュー株式会社が共同で、プリントシール機の歩みをまとめた資料「プリの歴史30年」を発表しました。プリントシール機は平成から令和にかけて、ティーントレンドと深く結びつきながら進化を遂げてきました。この機会に、その魅力と歴史を振り返ってみましょう。
プリントシール機の誕生と初期の歴史
1995年7月25日、セガから初のプリントシール機「プリント倶楽部®」が登場しました。この製品は瞬く間に人気を博し、“プリクラ®”という愛称で多くの人に親しまれました。発売から2年後の1997年には、約22,000台の出荷を記録し、社会現象とも言えるブームを巻き起こしました。特にこのプリクラは、撮影した写真をその場で印刷できるという新しい楽しさを提供し、若者たちの心を掴みました。
進化するプリントシール機
フリューがプリントシール機事業に参入した1998年からは、『全身プリ』という新しいスタイルが女子高校生の間で流行しました。また、1999年には美白ブームに乗り、盛れると話題のプリントシール機が登場。その後も、手帳やノートにプリントシールを貼る『プリ帳』という文化が生まれ、さらにプリントシール交換などの遊び方が女子高校生たちのコミュニケーションのツールとしての地位を固めていきました。
ティーントレンドとの関係
プリントシール機は、常にティーントレンドと密接に関わりながら、様々な変化を遂げてきました。例えば、ギャルブームの時代には「花鳥風月」が登場し、様々な写り方を楽しむことができる機能が評価されました。さらに、2000年代に入ると、ナチュラルな写りを提案する「LADY BY TOKYO」が人気を集め、近年ではレタッチ機能を用いて自分好みの写真を楽しむことができる機種も登場しました。
これからのプリントシール機
今後もプリントシール機は、盛れるだけではなく、体験価値を重視した機種が主流になっています。そのため、写りや遊び方には常に時代の変化が反映されつつも、プリントシール機本来の楽しさはひとつも失われていません。30年という長い歴史を有するプリントシール機は、今1度その意味や役割を見つめ直す時期に来ていると言えるでしょう。
資料「プリの歴史30年」について
公開された資料「プリの歴史30年」では、1995年から2025年の間にプリントシール機がたどってきた変化と進化の足跡が詳しく紹介されています。特に、時代に合わせた機種が持つ特徴や、技術的な進化に関する情報は必見です。これまでのプリントシール機文化の転機や、その影響も詳しく解説されており、ファンはもちろん、初めて知る人にとっても興味深い内容となっています。
おわりに
30周年を迎えるプリントシール機。これからも進化を続けるその姿に期待が寄せられています。今後も新たなティーントレンドと共に、私たちの心を掴む存在であり続けてほしいものです。詳細は
こちらをチェック!。
制作協力: 株式会社セガ フェイブ、バンダイナムコエンターテインメント、辰巳電子工業、加賀デバイス、TOMOエンターテインメント