40kN級ハイブリッドエンジンの燃焼試験の成功
株式会社MJOLNIR SPACEWORKS(ミヨルニア・スペースワークス)は、2024年11月と2025年3月に行われた40kN級ハイブリッドエンジンの地上燃焼試験において、成功を収めました。今回の試験は、宇宙開発に向けた重要なステップとなります。
■ 燃焼試験の概要と成果
最初の燃焼試験で使用されたのはプロトタイプエンジンで、次の試験ではそのデータを基に改良が施されたエンジンがテストされました。これらの試験を通じて、短期間で複数の燃焼試験を効率的に実施することができるようになりました。
MJOLNIR SPACEWORKSでは、ロケットエンジンの大量生産を目指しており、製品の大量生産と顧客のニーズに合った試験が可能であることも重視しています。これを実現するために、頻繁な燃焼試験が行える体制を整え、アジャイルな製品開発を進めています。
■ 燃焼試験の実施の背景
今回の試験は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業である「SBIR推進プログラム」に基づき実施されました。また、試験場として株式会社植松電機の施設を利用させていただき、北海道赤平市の地域の皆様にも協力を得ることができました。この場を借りてご協力いただいた全ての方々に感謝申し上げます。
■ MJOLNIR SPACEWORKSの紹介
MJOLNIR SPACEWORKSは2020年に設立され、航空機や宇宙機器、飛翔体に関する設計・製造・売買を行う企業です。代表取締役のビスコア・トール氏のもと、革新的な技術を持ったエンジニアたちが集結し、これからの宇宙開発に貢献する事業を展開しています。
公式サイトやSNSにおいて、最新情報や開発状況を発信していますので、ぜひチェックしてみてください。詳細は以下のリンクから確認できます。
今後の進展に期待が寄せられる中、MJOLNIR SPACEWORKSはさらなるエンジンの改良を経て、商用化へと進んでいくことでしょう。