秋田の老舗建設会社が新たなパートナーシップを結成し成長を目指す

秋田の老舗建設会社、株式会社清水組が新たな提携を結ぶ

秋田県男鹿市に位置する株式会社清水組が、SBI地域事業承継投資との資本業務提携を結び、さらなる成長を目指すことが決まりました。地域に根ざし、120年の歴史を誇る同社の経営の背景や課題、経営者の決断に至るまでの経緯をご紹介します。

株式会社清水組について

清水組は1905年に創業し、男鹿市という地域で長年にわたり総合建設業を営んでいます。特に、港湾整備に関して多くの実績を持ち、地域のインフラを支える重要な存在として評価されています。代表取締役社長の清水隆成氏は5代目の経営者として、事業の次なるステップを模索していました。

現在の課題

しかし、建設業界は慢性的な人材不足、資材価格の高騰、そしてデジタル化への対応が求められるなど、さまざまな困難に直面しています。こうした状況の中、清水氏は単独での持続的成長には限界があると感じていました。このように、業界特有の課題をどう乗り越えるかが大きなテーマとなっていました。

投資ファンドとの出会い

清水氏がSBI地域事業承継投資からのオファーを受けたのは、特に必要性を感じていた時期でした。SBI地域事業承継投資は、経営ノウハウや幅広いネットワーク、そして資金力を持っており、それを活用することで多様な問題を解決できると期待されました。この提携が成立した要因は、清水氏が抱く期待感に他なりません。

提携の内容

両社は戦略的な資本業務提携を結び、自社の成長を促進する体制を整えました。この提携により、清水組は外部の力を借りて新しいビジネスモデルや労働環境の改革を進めることで、さらなる発展を図ることを目指しています。清水氏は「新しい提携を通じて、地域のインフラをさらに強化し、持続可能な成長を実現していきたい」と意欲を語っています。

M&Aキャピタルパートナーズの役割

この提携を推進したのが、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社です。彼らは清水組の課題を深く理解し、最適なパートナーを提案することで成約に至りました。企業情報部の本林龍磨課長は、建設業界の専門知識を生かし、スムーズなM&Aをサポートしました。須田真和課長もまた、幅広い業界における経験を生かし、効果的なアドバイスを提供しています。