CARTA HDが「親子出社」を延長
昨今、共働き家庭が増える中で「夏休みの壁」という深刻な問題があります。これに対処するため、株式会社CARTA HOLDINGSは「夏休み親子出社WEEK」を2025年の7月から試験的に導入しました。その取り組みが期待以上の反応を得て、参加社員の90%から「子育てと仕事の両立支援として有効」との声が寄せられ、ただいま企画の期間を8月29日まで延長することが決まりました。
この企画では、本社の虎ノ門オフィスの一部を子連れ可能なエリアとして開放。特に長期休暇中、子どもをどう預けるかに悩む親たちに安心して働ける環境を提供し、社員のウェルビーイング向上を目指しています。
参加者の声
トライアル期間中、利用のあった日は最も多い時で10組、平均して3組の親子が訪れました。参加した社員の中には、「夏休み中の子供の居場所に困っていたが、この企画のおかげで安心して仕事ができ、子どもも楽しく過ごせた」という意見や、同じ年頃の子どもを持つ親同士の交流ができたといった声が寄せられています。参加した子どもたちからも「楽しかった。また来たい」という嬉しい感想が多くありました。
特に7月24日に行われた交流会では、10家族13名が参加し、役職を超えた和やかな雰囲気の中でつながりを深めました。こうした交流は、社員同士の連帯感を高めるだけでなく、家庭と仕事の両立を助ける大切な要素になっています。
さらなる改善に向けて
参加者からは好評だったものの、アンケートではより業務に集中できる環境づくりや、年齢に応じた活動コンテンツの充実を望む声も寄せられました。これらのフィードバックは今後の改善に活かされる予定です。
CARTA HDは2025年6月に「働きがいのある会社」に認定された企業文化を基に、社員のウェルビーイングを重視した持続可能な経営を進めています。全ての社員が革新に挑戦できる魅力ある職場の構築を目指しています。
サステナビリティへの取り組み
取締役執行役員CSOの梶原理加氏は「『人の想い』が『未来を動かす力』となる社会の実現を目指して様々な活動をしています」と述べる。親子出社の試みは、社員やその家族、社会との絆を深める一歩として位置付けられています。「夏休みの壁」を仲間と共に楽しく乗り越え、子どもたちにも親の仕事を間近に体験させることが意図されています。
これからもCARTA HDは、社員とその家族にとって忘れられない素晴らしい思い出が作れるような環境を整えていくことでしょう。