「きもの記念撮影会」の実施報告
株式会社やまとは、社会的養護を受けている方々の特別な日を祝うために、「きもの記念撮影会」を行いました。この取り組みは、経済的または社会的な困難を抱える若者に向けて、彼らの人生における節目を様々な形で表現し、祝福しようという趣旨から始まりました。
実施背景
やまとのビジョンである「きものでエキサイティングな世の中をつくる」に基づき、誰もがきものを楽しめる社会の実現を目指しています。この理念のもと、社会的養護を受けている若者たちの多くが直面する経済的困難や孤立という現実を知り、何か手助けができないかと考えた結果、撮影会が企画されました。
今回のイベントは、東京と大阪の2都市で行われ、参加したのは20歳から24歳までの若者8名です。彼らが新たなスタートを切るにあたり、思い出に残る瞬間を提供することが今回の目的です。
撮影会当日の様子
イベント当日、参加者は緊張しつつも期待に胸を膨らませて撮影会に臨みました。「一般社団法人BEAUDOUBLE -ビューダブル-」の協力のもと、ヘアメイクはトータルビューティーサロン「uka」と「株式会社アニバーサリー」が担当しました。最初こそ緊張した表情だった参加者たちも、メイクや着付けが進むにつれて次第にリラックスし始め、明るい笑顔が見られるようになりました。
着付けはやまとの専任スタッフが行い、参加者が選んだ振袖を美しく纏いました。初めてきものを着る人も多く、鏡の前で自分の姿を見つめて喜ぶ姿が印象的でした。
参加者たちは、撮影を終えた後に以下のような感想を寄せてくれました。「周りの人たちに『可愛い』と言ってもらえて、生きてることを肯定されているように感じてとても嬉しい」や「明日からまた頑張ろうと思える」など、心が温かくなる言葉が多く聞かれました。
今回の撮影会は、ただの記念撮影に留まらず、参加者にとって新しい気持ちを生み出す場となりました。多様な生き方を尊重し、社会的な課題を再認識する貴重な機会となったことに、やまとのスタッフも大変感慨深く感じています。
今後の取り組み
やまとは、きものの持つ魅力とその可能性を信じており、今回のようなチャレンジを今後も継続していきます。今後も社会的支援の活動を展開し、すべての人がきものを通じて自分自身を表現し、特別な瞬間を過ごせるよう努力していきます。
特設サイト
Instagram: @yamato_kimonodreammakers
会社情報: 株式会社やまとは1917年に創業し、全国76店舗を展開。ブランドには「きものやまと」、「KIMONO by NADESHIKO」、他が含まれます。