GOSSO株式会社と常盤食品が織りなす新たな展開
2025年4月1日、GOSSO株式会社が株式会社常盤食品の全株式を取得し、完全子会社化することが発表されました。これに伴い、仙台市に常盤食品の新本社及びGOSSO東北支社が開設され、東北地方での業務が本格的にスタートします。これにより、GOSSOは地域に根付いた飲食ブランドである「ときわ亭本家」を生かし、さらなる成長を目指す方針です。
子会社化の背景と経緯
GOSSOと常盤食品は、2018年の段階で協議を行っていましたが、当時は合意至らず。その後、常盤食品は20周年を迎えるにあたり、地域密着型の飲食ブランドとしての強化を目指し、新たなパートナーシップの必要性を感じていました。そのタイミングで、GOSSOの藤田社長から再度オファーがあり、両社の方向性が一致したことで今回の子会社化が実現。
「ときわ亭本家」のリブランディング戦略
今回の変革により、宮城県を中心に24店舗を展開する「ときわ亭」は、「町焼肉」としてリブランディングが進められます。ゴールとして、2028年までに東北エリアで40店舗の出店を計画しており、地域一番の町焼肉を目指します。創業者の加藤栄一氏も会長としてブランディングの向上に貢献していく意向を示しています。
新拠点での成長戦略
仙台に設置されるGOSSO東北支社は、ブランド戦略や人材育成、物流効率化などの中核機能を担う重要な拠点となります。また、2025年10月には「イオンモール仙台上杉店」に新たな業態を開店予定です。ハワイアン、イタリアン、和が融合したオールデイダイニング「ALOHA MELT TERRACE」、和食の新業態「じげもんちゃんぽん食堂」、さらにからあげスタンドを展開し、東北エリアでの新しい魅力を創造します。
M&Aを通じた事業展開のビジョン
GOSSOは、M&Aを契機にした事業の多角化を進めています。2024年には長崎ちゃんぽんの「大髙商事」とスイーツ店「タルトリエ」を子会社化し、それを踏まえて新たなブランディングを行っています。これにより、「三代目じげもんとん」や「じげもんちゃんぽん」など、業態の強化と全国展開を目指し、持続可能な企業としての成長を見据えています。
会社概要と主力ブランドの紹介
GOSSO株式会社
- - 本社所在地: 東京都渋谷区宇田川町14-13
- - 代表者: 藤田建
- - 設立: 2005年12月
- - 事業内容: 飲食店経営やプロデュース等
- - URL: GOSSO公式サイト
株式会社常盤食品「ときわ亭」
- - 本社所在地: 宮城県仙台市青葉区中央2-7-30
- - 代表者: 庄子善則
- - 事業内容: ホルモン焼肉酒場の運営等
- - URL: ときわ亭公式サイト
今回の連携により、両社は地域の活性化を目指しつつ、高品質な商品を提供することで、お客様により良い体験を提供することを約束します。今後の展開に期待が寄せられています。