木の力とデザイン
2025-11-10 12:54:30

木の力を生かした空間デザインを提案する千年家具の挑戦

木の力を生かした空間デザインを提案する千年家具の挑戦



建築と木の対話が新たな空間を生み出す。千年家具は、木の特性を最大限に活かし、家具単体の枠を超えた空間デザインに挑戦しています。ここでは、同社が随所に生かした木の魅力と、その実績についてご紹介します。

木が持つ力、魅力


木材の魅力とは、ただの素材にとどまらないものです。触れた瞬間に感じられる温度、陰影に宿る表情、そして時間の流れを感じさせるその存在感。木は、静けさの中でさえも、動きや生命力を感じさせる要素があるのです。千年家具は、この木の特性を空間デザインへと昇華させるべく、積極的な取り組みを進めています。

コントラクト事業の発展


千年家具は、青山と浅草を拠点に、これまで一枚板や無垢材に関する知識と技術を培ってきました。この知識を元に、より建築的でデザイン性の高い領域へと進出しようとしており、全国の工房や木工職人と協力することで、無垢材の加工から設計、施工まで一貫して対応しています。こうした取り組みによって、木が持つ本来の魅力を引き出した空間作りを実現しています。

空間のデザインにおける木の役割


千年家具が目指すのは、ただの家具ではなく、空間全体を構成する “木のデザイン”です。店舗やホテルなどさまざまなシーンで、木の表現が主役となる設えが求められています。たとえば、カウンターや壁面の羽目板、手仕事の跡が美しく残る床材など、それらはすべて木が空間に与える印象を際立たせる要素なのです。

隈研吾建築とのコラボレーション


特に注目すべきは、隈研吾設計事務所との共同プロジェクトです。このプロジェクトでは、2025年10月に富士山麓に新たに建設される建物に、千年家具が納品した一枚板が用いられます。このリビングにおいて、トチの一枚板が配置され、静寂の中で木が自然と呼応し合う空間が実現される予定です。木が持つ美しさが際立つこの空間は、まさに「建築と木の対話」が具現化されたものです。

自然と共に生きるデザインの追求


隈研吾の哲学に影響を受けた千年家具は、自然の恵みを最大限に活かしたデザインを追求しています。過剰な装飾を施すことなく、木が持つ素材感や光の変化、空気の流れを尊重することで、空間に静かな存在感をもたらすことを目指しています。この考えをもとに、家具と建築が一体となる空間を作り上げることができるのです。

木の哲学の拡張


千年家具が進めるコントラクト事業の拡大は、単なるビジネスの展開に留まりません。これまで培ってきた「木の哲学」を更に進化させ、空間全体に広げていく試みです。木が持つ物語性を活かしつつ、建築やデザインの思想と結びつけることで、これからの空間作りの新たな可能性を探求しています。

木のアトリエとしての役割


千年家具の青山コントラクトオフィスには、設計者たちとの意見交換が行える「木のアトリエ」がございます。ここでは、木の断面に触れながら、空間に必要なイメージを共に描くことができる場所です。一方、浅草本店では無垢材や一枚板の展示を通じて、その表情を直接感じることができる空間が整えられ、多くの方々に木の魅力を伝えています。

千年家具はこれからも木の持つ可能性を最大限に活かし、独自の視点から新たな空間デザインを提案し続けることでしょう。この「木の哲学」を通じて、未来の建築とデザインに貢献していくことを期待しています。


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