福岡発のシェアサイクル『チャリチャリ』が中小機構理事長賞を受賞
福岡を拠点にするシェアサイクルサービス『チャリチャリ』が、「第24回Japan Venture Awards」で中小企業基盤整備機構理事長賞を受賞しました。この賞は、革新性や成長性を持つベンチャー企業の経営者を称えるもので、今後の日本を支えるリーダーとしての役割が期待されています。
Japan Venture Awards(JVA)とは
JVAは、2000年以来多くの起業家に受賞歴があり、志の高いベンチャー企業の経営者を称える制度です。特に、経営者の資質や成長性、社会的な影響力など多岐にわたる視点から選考が行われます。今年からは、スタートアップの多様性の観点も重視され、女性や外国人、若年層の起業家を応援する取り組みが強化されています。
中小機構理事長賞の受賞理由
チャリチャリは2018年に福岡でスタートし、現在では全国の9つの都市に展開し、約7,900台の自転車と1,600以上の駐輪ポートを持ています。その利用回数は累計で2,900万回を超え、地域に根付いた交通手段として成長してきました。また、経済産業省や福岡市からの支援を受けながら、公共交通の補完としても貢献してきました。
家本賢太郎社長の喜びの声
受賞が発表された際、家本社長は、その瞬間がいつもとは異なる緊張感を伴ったものであったと表現しました。「中小機構理事長賞は中小企業を支える重要な存在であり、心から光栄に思っています」とコメント。彼は、受賞は自らの事業が地域においてどのように利用されているのかを示す結果であると強調しました。
チャリチャリの展望
チャリチャリは、利用者が移動を選択する際、バスや駅と同じように、無意識に自転車を選ぶ存在になることを目指しています。これを実現するためには、さらに多様な移動手段を提供する必要があるとし、シェアサイクルサービスの重要性を訴えています。また、地域の人々の生活に寄与できることに強い使命感を抱いており、毎日の業務に取り組んでいるとのことです。
チャリチャリの仕組みとサービス
チャリチャリは、スマートフォンアプリを使用して自転車の鍵を開ける便利なシステムです。料金は、ベーシックが1分7円、電動アシストが1分17円とリーズナブルで、手軽に短距離の移動を支援します。現在、福岡をはじめとする9つの都市でサービスが展開されており、日常の移動手段として多くの人に利用されています。
チャリチャリ株式会社について
チャリチャリ株式会社は福岡市中央区に本社を構え、家本賢太郎が代表取締役を務めています。同社は、シェアサイクルの普及に向け、さらなるサービス向上と全国展開を計画しています。今後も、利用者の期待に応えるため、一層努力する姿勢を見せています。
【公式サイト】
チャリチャリ的公式サイト
福岡で始まったシェアサイクルが、これからも多くの人々の移動を支え、より便利な社会の実現を目指して成長していくことに期待が寄せられています。