新蓄電システム登場
2025-04-08 11:55:45

北海道芽室町に新たに「Mega Power」蓄電システムが登場、持続可能な社会へ一歩前進

北海道芽室町に新たな蓄電システム「Mega Power」が登場



株式会社パワーエックスが提供する「Mega Power」蓄電システムが、北海道芽室町に設置されることになりました。これは、東京センチュリー株式会社とJFEエンジニアリング株式会社が共同で整備を進める大規模蓄電所の一部で、2027年度中の運転開始が予定されています。

この新しい蓄電システムは、合計で32台の蓄電池から成り立っています。これらの定置型蓄電池は、岡山県玉野市で製造され、定格容量はなんと78.9MWh。これは約7,000世帯が1日で使用する電力に相当します。また、蓄電所は特別高圧の定格出力20MWを持っており、地域の電力需給を支える重要な役割を果たすことが期待されています。

再生可能エネルギーの需要に応える



近年、環境意識の高まりや再生可能エネルギーの普及が進む中で、北海道エリアでは洋上風力発電をはじめとする新たな電源が次々に運開しています。これに伴い、電力需要が増加することが予想されており、今回の蓄電システムはその需要のバランスを保つための効果的な手段となります。特に、蓄電池を用いて電力系統に接続し、充放電を行うことで、ピーク時の電力需要にも柔軟に対応できます。

また、今回のプロジェクトは、経済産業省・資源エネルギー庁が主管する「令和6年度再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」に採択されています。これにより、さらなる支援を受けながら事業が進められることとなります。

「Mega Power」の特徴



「Mega Power」は、KYOTOに基地を持つ株式会社パワーエックスが開発したコンテナ型定置用蓄電システムです。これに搭載されているのはリン酸鉄リチウムイオン(LFP)タイプのバッテリーで、1台あたりの定格容量は2,468kWhです。全32台の蓄電システムが稼働することで、持続可能なエネルギー環境の構築が期待されています。

共同事業の意義



今回のプロジェクトは、東京センチュリーとJFEエンジニアリングの共同出資によって設立されたJ&TC 北芽室蓄電合同会社が進めており、運営はアーバンエナジー株式会社が担当します。これにより、専門的な技術と豊富な経験を活かした高効率な運営が可能になるでしょう。

パワーエックスは、今後も国内製造の系統蓄電システムの供給を通じて、日本における再生可能エネルギーのさらなる普及に取り組んでいく方針です。持続可能な社会の実現に向けた歩みは、確実に進んでいます。

企業情報


  • - 株式会社パワーエックス: 設立 2021年、CEO: 伊藤 正裕、所在地: 東京都港区
  • - 東京センチュリー株式会社: 設立 1969年、代表: 馬場 高一、所在地: 東京都千代田区
  • - JFEエンジニアリング株式会社: 設立 2003年、代表: 福田 一美、所在地: 東京都千代田区

このように、北海道芽室町における「Mega Power」蓄電システムの整備は、再生可能エネルギーのさらなる拡充に寄与し、地域の電力需給バランスを取る重要なプロジェクトとして位置付けられています。


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