AI研修でコミュ力向上
2025-11-26 12:06:58

生成AIを用いた社員研修『カルティ ロープレ』がクルツァージャパンでスタート

生成AIを活用した社員研修『カルティ ロープレ』がクルツァージャパンで始動



株式会社Sapeetが手掛ける生成AIを用いたロールプレイングシステム『カルティ ロープレ』が、三井化学グループのクルツァージャパンに採用されました。この新しい研修システムは、社員一人ひとりの対話力を向上させることに重点を置いており、組織全体のコミュニケーションを活性化することを目指しています。

研修の目的と必要性



クルツァージャパン株式会社は、90年以上にわたって世界中で歯科医療技術を提供し続けてきた企業です。社員同士が異なるバックグラウンドを持つ中で、円滑なコミュニケーションを図ることが企業にとって重要です。

今回の『カルティ ロープレ』導入の狙いは、社員が研修で学んだ「アサーティブ・コミュニケーション」の理論を実践に活かし、チーム全体で共通のコミュニケーションスタイルを育むことにあります。このシステムを通じて、社員は建設的な議論が行える職場環境を創出するためのスキルを身につけられます。

研修内容と実践の流れ



『カルティ ロープレ』では、社員が普段の業務で直面するシチュエーションを想定したロールプレイを行います。例えば、部下との面談の場面では、相手の意見を尊重しつつ自らの考えを率直に伝えるというダイナミックな対話を実践します。また、部署間の調整においては互いの意見が対立する場面でも、双方のメリットを整理しながら建設的な合意形成を目指します。

このような実践を通じて、社員間のコミュニケーションスキルを醸成し、やがて営業現場での顧客対応のロールプレイにも展開していく計画です。

技術的な特長



『カルティ ロープレ』の特徴は、AIアバターを駆使した実践型のロールプレイング研修です。以下のような利点があります:
1. 自動シナリオ作成:AIが自動的にシナリオを生成し、社員は現場に即した実践的なロープレを行えます。
2. 評価AIによるフィードバック:設定した評価軸に基づき、自動的にフィードバックを受けられるため、個々の課題を明確化できます。
3. 繰り返し練習:研修を受けた社員は、管理者の手を借りることなく自分のペースで繰り返し練習が可能です。これにより、教育工数も大幅に削減されるでしょう。

今後の展望



Sapeetは、今後の取り組みを通じてクルツァージャパンの社内コミュニケーションの質を向上させ、AI技術を活用した新しい人材育成の形を模索していく方針です。社員が培ったスキルが実際の業務にどのように活かされるのか、今後の展開が楽しみです。

クルツァージャパンとSapeetについて



クルツァージャパンは、歯科医療分野に特化した技術を提供する企業で、三井化学グループに属しています。一方、SapeetはAIを駆使し、企業の専門知識を解析することで業務価値を拡張することに取り組んでいる、東京大学発のベンチャー企業です。

今回の『カルティ ロープレ』の導入は、両社にとって新たな一歩となります。これにより、社員の対話力が向上し、組織全体の生産性が高まることが期待されます。


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