加工食品CFP発表
2025-10-10 12:34:05
令和7年度・加工食品カーボンフットプリント算定モデル事業の参加企業発表
令和7年度の加工食品CFP算定モデル事業の参加企業
近年、環境問題への関心が高まり、各業界で持続可能な取り組みが進められています。その中でも特に食品業界においては、温室効果ガスの排出を抑えることが求められています。令和7年度に実施される「加工食品CFP算定に係るモデル事業」では、カーボンフットプリント(CFP)を算定する企業が本日、正式に決定しました。
このモデル事業では、食品業界においてサプライチェーン全体での脱炭素化を目指します。農林水産省は、この取組の一環として、食品事業者が自社製品のCFPを算定し、持続可能なビジネスモデルを構築できるよう支援を行います。
参加企業の紹介
今回、厳正なる審査を経て、森永製菓株式会社とキッコーマン株式会社の2社が参加企業として選ばれました。これにより、両社は自社製品のCFP算定を通じて温室効果ガス排出の削減に向けた取り組みを強化し、先進的なモデル事例を創出する役割を担います。
本事業は、令和3年5月に策定された「みどりの食料システム戦略」に基づき、フードサプライチェーン全体の温室効果ガス排出量の把握や削減を進めていくことが狙いです。この戦略では、事業者がGHG(温室効果ガス)排出量を可視化し、効果的なモニタリングを行うことが求められています。
対策の重要性
CFPの算定は、食品業界の持続可能性向上に欠かせません。農林水産省は、過去2年間に実施されたCFP算定の実証事業を通じて得られた知見を基に、算定ガイドラインを作成し、業界全体の基準を設けました。このガイドには、食品事業者が自社の環境負荷を把握し、改善策を講じるための具体的な手法が示されています。
今後の展望
森永製菓とキッコーマンは、今回のモデル事業を通じて得られるデータや知見を活用し、自社製品のカーボンフットプリントを算定することで、業界全体の脱炭素化の推進に寄与することが期待されています。この取り組みは、他の事業者にとっても良い手本になるでしょう。また、今後の食品業界における持続可能な実践が、一層重要視されることは間違いありません。
このモデル事業を通じて、森永製菓とキッコーマンがどのような手段でCFP算定を行い、具体的な結果を生み出していくのか、業界内外の注目が集まります。詳細な実施内容については、農林水産省の公式ウェブサイトで確認できます。今後も、食品業界の持続可能な発展に向けた動きに注目していきましょう。