2024年問題に挑む航空輸送セミナーの様子
2024年12月4日、水曜日に船井総研ロジ株式会社が主催した「第2回荷主企業向け航空輸送活用セミナー」が開催されました。このセミナーは、主に荷主企業の物流担当者や管理者を対象に、航空輸送の効果的な活用や実際の事例を学ぶためのものです。
参加者のニーズ
参加者は、以下のような課題を抱えていました:
- - 2024年問題への対策をどう進めるべきか、優先順位が不明
- - 長距離輸送のモードを切り替えたいが、現在のリードタイムを維持したい
- - 航空輸送を利用していないが、物流効率やコストの影響を把握したい
- - 限界を感じる中、他社の成功事例を参考にしたい
このようなニーズに応える形で、参加者は興味深い講座を受けることができました。
講演内容
第一講座:2024年問題を見据えた取り組み
講師には、船井総研ロジの井上真希氏を迎えました。井上氏は、2024年問題に対する企業の具体的な対応策を解説し、物流戦略の見直しや効率化の必要性を強調しました。これを機に、参加者は自社の物流プロセスを再評価する余地があると認識したようです。
第二講座:航空輸送の戦略的活用法
次に、ANA Cargoの折田苑子氏が登壇。彼女は、航空輸送のモーダルシフトの利点を説明し、企業が競争力を持つための戦略的なアプローチを提案しました。特に、航空輸送を選ぶことで得られるタイムリーな配送について具体的な数値を交えながら話しました。
第三講座:成功事例の紹介
最後に、同じくANA Cargoの齊藤俊之氏が、自社の成功事例を紹介しました。実際の事例では、予想以上のコスト抑制に成功した企業のケースを取り上げ、航空輸送を利用することで得られる競争優位がいかに重要であるかについて詳述しました。
船井総研ロジの概要
船井総研ロジ株式会社は、大阪に本社を持つ総合物流コンサルティング会社で、日本最大級の規模を誇ります。物流戦略から倉庫の改善、コスト抑制まで多岐にわたるサービスを提供し、荷主企業同士の情報共有の場「ロジスティクス・リーダーシップ・サロン」も運営しています。このような取り組みが、業界全体の効率を高める一助となっています。
セミナーに参加した皆さまは、2024年問題に向けた新たな視点を持ち帰ることができたことでしょう。今後、各企業が物流戦略を見直し、航空輸送を積極的に活用していくことが期待されます。