2025年物流レポート
2025-08-28 11:59:15

エスティ物流マーケットレポート2025年上期、首都圏・近畿・東海の動向を解説

エスティ物流マーケットレポート2025年上期



株式会社estie(エスティ)と株式会社シーアールイー(CRE)は、2025年上期に特化した物流マーケットレポートを発表しました。このレポートは、2025年1月から6月までの期間にわたり、首都圏、近畿、東海エリアの賃貸物流施設に関する詳細なデータを提供します。レポートは主に賃貸物流不動産のデータ分析基盤「estie 物流リサーチ」を元に構成されており、二つの章に分かれています。

マーケットレポートの内容



第1章:稼働面積と空室率の推移


研究対象となるのは、3000坪以上の賃貸物流施設で、各エリアの稼働面積、募集面積、空室率、及び募集賃料の推移が詳しく分析されています。この分析により、現在の物流不動産市場における需要と供給のバランスを把握することができます。具体的には、首都圏エリアの2025年第1四半期には空室率が上昇したものの、第2四半期には横ばいの状態が続くことが確認されました。また、募集賃料に関しては大きな変動が見られないという結果でした。

第2章:新築物件の賃料推移


第2章では新築物件に焦点を当て、建設時の募集賃料の変遷を分析しています。CREの豊富な経験とestieのデータ分析力を活かして、物件の特性に基づく新しい見解を提供するレポートとなっています。近畿エリアにおいては、2024年第2四半期以降に空室率が増加し、2025年第2四半期には5%を超えることが予測されています。対照的に、募集賃料は安定して推移していることが分かりました。

東海エリアの動向


さらに、東海エリアにおいては、2024年後半から空室率が低下したものの、2025年第1および第2四半期には急激に上昇し、20%を超えることが懸念されています。募集賃料は需給の変動に左右されることなく安定していることが確認されています。

レポートの有用性


このレポートは、首都圏、近畿、東海エリアにおける物流不動産に関する需要や賃料の動向、そして建物の形状別の賃料水準を把握したい方に非常に役立ちます。また、地域の物流施設の立地選定や投資判断のための貴重な情報源となることでしょう。さらに、「estie 物流リサーチ」に興味を持つ方々にも必見のレポートです。

今後の展望


今後も調査エリアは拡大され、賃料に関連する要素の深化や将来の賃料予測が進められ、さらなるレポートの充実が期待されています。このような取り組みにより、地域における物流不動産市場への理解が深まることでしょう。

会社紹介


子会社であるestieは、不動産業界全体のデジタルシフトを推進し、商業用不動産データ分析基盤のサービスを展開しています。一方で、CREは物流不動産に特化したトータルサービスを提供しており、自社ブランド「LogiSquare」など、特色ある物件の開発に取り組んでいます。両社の協力により、より精度の高いマーケットデータが是非とも注目されるでしょう。


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