神田明神で神田祭の歴史的古写真を初公開!
2024年4月12日(土)、神田明神文化交流館B1 EDOCCO STUDIOにて、神田祭の歴史を感じる特別なイベントが開催されます。今回の目玉は、明治17年(1884)の神田祭に関する古写真の初公開です。これらの貴重な写真は、スウェーデン民族学博物館で発見されたもので、江戸時代の様子を垣間見ることができる貴重な資料となっています。
神田祭は、江戸幕府によって公認された年中行事の一つであり、「天下祭」として名を馳せました。この祭りは、氏子の町から数多くの「山車」が参加し、賑わいを見せていました。その中で特に有名なのが、連雀町から出された「熊坂長範」の人形山車です。この山車は、数々の浮世絵に取り上げられ、江戸時代に製作された頭部を持つ人形が神田明神に保存されています。
今回の特別講座では、実際の熊坂長範の山車人形が展示され、江戸時代の神田祭の歴史が深く掘り下げられます。講師としてお迎えするのは、日本の人形文化に造詣の深い是澤博昭先生です。先生は、山車人形の歴史的な価値や、江戸時代の神田祭がどのように行われていたのかを詳しく解説していただきます。
さらに、昨年発見されたスウェーデン民俗学博物館に所蔵されている明治17年の神田祭の古写真群も、イベント中に初めて公開されます。これにより、当時の神田祭の熱気や雰囲気を生き生きと感じることができるでしょう。
特別ゲストとして、スウェーデン国立世界文化博物館の学芸員ヤンセ・ヘルガ氏もオンラインで参加。彼の専門的な視点からも、神田祭にまつわる歴史的背景についてお話を伺うことができます。
このイベントは、日本の伝統文化や歴史に興味がある方、また神田祭に参加したことのある皆さんにとっても、見逃せない貴重な機会となるでしょう。江戸時代の神田祭を形作った人々の情熱や、彼らが守り続けてきた文化に思いを馳せる素晴らしい時間を共有しませんか?
ぜひこの機会に、神田明神で行われる歴史的なイベントに足を運び、昔の神田祭の姿を描いた貴重な古写真を通じて、江戸文化の息吹を感じてみてください。