業務を支える新機能「キキNavi」の登場
株式会社バッファローが提供するリモート管理サービス「キキNavi」は、企業のネットワーク管理をより便利にするためのアップデートを行いました。このたび追加された機能により、多店舗や多拠点で運営する飲食店やコンビニエンスストアの管理者にとって、負担を大幅に軽減することができます。
一括設定の利点とは?
リモート管理サービス「キキNavi」は、企業向けルーター「VR-Uシリーズ」の一括設定変更を実現しました。CLI(コマンドラインインターフェース)コマンドをテキストファイルとして保存し、必要な設定を選んだルーターに一括で適用することが可能です。これにより、多数の拠点を持つ企業のIT管理者は、各店舗を訪れることなくルーターの設定を行えるため、業務の効率化が図れます。
具体的には、以下の設定項目が一括で変更できるようになっています。
- - インターネット設定
- - LAN設定
- - ルーティング設定
- - ファイアウォール設定
- - UTM設定
- - VPN設定
- - ネットワーク設定
- - Wi-Fi設定
- - 管理設定
CSV出力機能で管理もスムーズに
さらには、管理をスムーズにするためのCSV出力機能も追加されました。この機能により、デバイス一覧の情報をCSV形式で出力でき、管理業務がさらに楽になります。具体的には、以下の項目が出力可能です。
- - ホスト名
- - シリアル番号
- - 型番
- - デバイスの種類
- - 状態
- - デバイスグループ
- - 設置場所
- - メモ1~3
- - LAN IPアドレス
- - MACアドレス
- - ファームウェアバージョン
- - Internet IPv4アドレス
- - Internet IPv6アドレス
このように、面倒だったデバイス管理が簡単に行えるようになります。管理者は常に正確な情報に基づいて迅速に対応できるため、トラブルシューティングもスムーズになるでしょう。
導入にあたっての注意点
「キキNavi」を利用するには、対応する機器を最新のファームウェアにアップデートする必要があります。これを忘れると、せっかくの新機能を利用できなくなってしまうため注意が必要です。
対象機種には、VR-U500XやVR-U300Wがあり、法人向けに特化した製品がそろっています。これらのルーターを活用することで、セキュリティを確保しながら、スムーズな業務展開が可能になります。
まとめ
業務の効率化はどの業種においても重要ですが、特に多くの拠点を抱える企業にとってはなおさらです。「キキNavi」の新機能は、IT管理者の負担を軽減し、より集中力を持って本業に取り組むための基盤を提供します。今後もバッファローのサービスは進化し続け、企業の発展に寄与していくことが期待されます。