アース製薬、設立100周年を迎え新たな一歩
2025年の新春を迎え、《アース製薬株式会社》は設立100周年を迎える。この節目の年に、同社の代表取締役社長CEO・川端克宜氏から、会社の歩みと今後の展望についての想いが語られている。
100年の歩み
アース製薬は1892年に大阪で木村秀蔵によって創業された。1925年には、株式会社木村製薬所を設立し、数々のヒット商品を世に送り出してきた。特に家庭用の殺虫剤「アース」や「アース渦巻香」、「アースエアゾール」、「バスロマン」等は早くから家庭に広まり、多くの人々の生活に貢献してきた。
1964年、東京オリンピックの年には、社名を「アース製薬株式会社」と改め、そのブランド名を冠することで、世界中の人々の生活の質を向上させることを企業理念として明確に示した。このように、アース製薬は100年にわたり、地域や国を越えた貢献を続けている。
変化に対応する挑戦
川端社長は、近年の急激な環境変化にも言及。その要因として気候変動や新型コロナウイルスの影響、資材価格の高騰、為替の変動などを挙げている。こうした状況下で、アース製薬は「感染症トータルケアカンパニー」を目指し、既存の製品を改良しながらも新たな製品開発に取り組んでいる。《MA-Tシステム(R)》事業といった新しいアプローチを通じ、世界的な感染症対策に貢献する姿勢を示している。
次の100年に向けたビジョン
設立から100年、企業はその基盤を強化することが求められている。川端社長は、抜本的な収益構造改革に向けた取り組みを進めるとともに、国内外でのシナジーを高めることに注力している。特に国内では日用品事業の強化を図り、海外市場においてもスピード感をもって成長を遂げていく考えだ。
「私たちが追求するのは、お客様目線での製品開発です。顧客の悩みに柔軟に応えることで、安全で快適な暮らしを実現していきます」と川端社長は力強く語った。
今後、アース製薬は新たな挑戦を続けながら、次の100年への航海を始める。これからも人々の生活を支えるために、持続的な成長と企業価値の向上に努める所存である。
さらなる詳細については、
アースグループ会社案内で確認してほしい。