児童養護施設での「お祝い撮影会」とは
株式会社やまとは、全国にある5つの児童養護施設で「お祝い撮影会」を開催しました。この企画は、七五三や成人式といった人生の節目を祝うために行われ、参加したのは3歳から20歳までの17名の子どもたちです。これらのイベントは、経済的な理由で着物を断念せざるを得なかった子どもたちに、人生の中の特別な瞬間を思い出として残してもらうことを目的としています。
「きもの」を通じての夢
やまとは「きものでエキサイティングな世の中をつくる」というビジョンを掲げています。このビジョンが、さまざまな取り組みを通じて具体化されることを目指しており、特に児童養護施設での「お祝い撮影会」は、その一環として重要な位置を占めています。2021年からスタートしたこの活動は今年で4回目を迎え、より多くの子どもたちに喜びを届けることができました。
撮影会の内容と感動の瞬間
この撮影会では、美容師や着付師の協力を得て、ヘアメイクや着付、撮影を無償で行いました。さらに、店舗スタッフ11人が参加し、一緒に会を盛り上げました。撮影は、子どもたちが普段過ごす施設内で行われ、最初は緊張していた子どもたちも、ヘアメイクや着付けが進むにつれて笑顔がこぼれ、撮影が始まると「おめでとう」と他の子どもたちや職員が声をかける姿が見られました。このような温かい雰囲気の中で、参加者たちは笑顔あふれるひとときを過ごしました。
直面する現実
児童養護施設の中には、七五三や成人式に着物を着る機会があっても、時間や人員的な制約からその夢を実現できない施設が多いのが現状です。やまとは、こうした現実を意識し、「きもの」を通じて日本の伝統文化を楽しむ機会を提供することを目指しています。
今後の展望
今後もやまとは、子どもたちが「きもの」を通じて特別な瞬間を経験できるよう、そうした取り組みを継続していく予定です。この撮影会は、ただのイベントにとどまらず、子どもたちに前向きな気持ちを育むための大切な場でもあります。日本文化をより身近に感じ、共に祝う機会を増やすことは、誰もが前向きな気持ちを持てる社会の実現に貢献するための一歩でもあるのです。
企業の理念
やまとは、1917年に創業し、「共創 −お客様、さんち、社会と共に−」という理念のもと、全国に76店舗を展開しています。伝統的なさんちとの絆を大切にしつつ、きものの可能性を信じて挑戦し続ける姿勢は、今後の活動においても変わることはありません。これからも子どもたちに夢を与え、ポジティブな影響を与える活動を続けていきます。
もっと詳しい情報は、やまとの公式インスタグラム
@yamato_kimonodreammakersで確認できます。