台湾でのAI・プログラミング宿泊プログラムに参加して
2025年8月4日から9日まで、女子中高生を対象とした海外宿泊型プログラムが台湾で行われました。このプログラムは、次世代のリーダーを育成することを目的としており、特にAIとプログラミングについて学ぶ機会が用意されています。
プログラムの背景
このプログラムは、株式会社早稲田大学アカデミックソリューションが主催し、台湾の大学での学びを通じて女子中高生が国際的な視野を広げることを狙いとしています。現在の社会では、IT技術がますます重要になってきており、女性デジタル人材の育成が求められています。このような背景から、女子中高生が実際に海外でAIやプログラミングを学び、キャリアの選択肢を増やすためのプログラムがスタートしました。
プログラムの内容
プログラムには16名の中学3年生から高校3年生の女子が参加し、国立台湾科技大学での特別授業や企業訪問、文化体験など多岐にわたるアクティビティが組まれています。特に、現地の大学教授によるAIやプロンプトエンジニアリング、Unityを使用した制作の基礎に関する授業は、参加者にとって新しい体験となりました。
学びの場としての国立台湾科技大学
プログラムの重要な一環として、国立台湾科技大学でのワークショップがありました。ここでは、の教授から直接学ぶ機会が与えられました。さらに、現地の大学生がTA(ティーチングアシスタント)として参加し、英語でのコミュニケーションに挑戦する場もありました。参加者たちは、学食の利用方法や、地元料理についてもTAを通じて学びました。
企業訪問の体験
参加者は、情報通信産業支援団体やサイバーセキュリティ企業、オンライン予約サイトの運営会社などを訪問しました。企業訪問では、女性エンジニアが自身のキャリア形成や仕事内容について講演し、実際の職業についての理解を深める特別な機会が提供されました。多くの新しい知識を得るだけでなく、参加者たちの将来について考えるきっかけにもなりました。
台湾文化の体験
最後には、観光夜市での散策やパイナップルケーキ作りなど、文化体験も盛り込まれました。食を通じて地元の文化に触れることができ、参加者同士の絆を深める時間となりました。プログラム中、学校や学年を越えた交流が行われ、安全に楽しい経験ができました。
参加者の声
プログラム参加者からは「初めての海外での経験は不安もあったけれど、多くの学びや刺激を受けました」との声がありました。また、「企業訪問や大学での講義が面白く、ITの分野への興味が深まりました」といった感想も寄せられています。このように、参加者たちはそれぞれの経験を通じて成長を実感していました。
主催者からのメッセージ
主催者の株式会社早稲田大学アカデミックソリューションの施沛君さんは「女子中高生が国際的な視野を得て、IT分野の多様性を理解することが目的です。このプログラムを通じて、参加者が積極的に学ぶ姿勢を見せてくれたことがとても印象的でした」と述べています。
今後の展望
このプログラムは、参加者からのフィードバックを活かし、今後も女子中高生にとって意義のある体験を提供していく予定です。また、様々なテーマや対象者に応じたプログラムを展開し、さらなる可能性を広げていきます。興味がある学校や団体があれば、ぜひ身近に相談してください。
教育の未来を見据えたこのプログラムは、今後も多くの女子中高生に向けて、新しい学びの場を提供し続けていきます。