フェアな値段イベント
2025-03-07 11:17:09

約8200名が参加!「フェアな値段」考察イベントレポート

約8200名が参加!「フェアな値段」考察イベントレポート



2025年2月20日から2月23日までの4日間、KITTE丸の内の1Fアトリウムで開催された「値段のないスーパーマーケット ~みんなにとって『フェアな値段』を考えよう~」には、約8200名の来場者が集まりました。このイベントは、フェアプライスプロジェクト事務局が主催し、持続可能な食料供給を目指して、消費者が自ら価格について考える機会を提供しました。

イベント会場では、納豆や豆腐、牛乳、にんじん、玉ねぎ等、値段の付いていない食品が販売され、参加者はそれらの食品について考えるワークショップが行われました。また、それぞれの食品の生産や流通に関するデータがパネルで展示され、来場者は「フェアな価格とは何か」を深く掘り下げることができました。

来場者からは、「自分が設定した値段と実際の小売価格に大きな開きがあることが驚きだった」や「作り手や売り手の事情も考慮したくなった」といった声が上がりました。特に「安ければ良いという考えだけでは不十分だと感じた」との意見には、多くの共感が寄せられ、では「フェアな価格」とは何かを考える良い機会となったようです。

QuizKnockの伊沢拓司氏も登壇



初日には、QuizKnockの伊沢拓司氏が特別ゲストとして参加し、専門家と共に開店のセレモニーを行いました。伊沢氏は、イベント中に「豆腐を販売する事業者の内、赤字経営の割合はどのくらいか」というクイズに挑戦し、その厳しい現状を参列者に初めて知らしめました。「全体の40%が赤字だなんて、非常に厳しい」と驚く様子を見せつつ、実際の業界の実情を知ることの重要性を強調しました。

また、他の登壇者も「地元のお豆腐屋さんを支えるためには、地元産を積極的に購入することが重要」との見解を示し、参加者に「食べて助ける」意義を訴えました。

イベントからの気づき



伊沢氏はイベントの体験を通じて、「生産者の視点をもう少し考慮しなければならない」と感じたと語りました。自身が買い手としての立場からだけでなく、生産者の苦労も鑑みる必要があると感じたとのこと。

フェアプライスプロジェクトとは



また、このイベントは農林水産省が進める「フェアプライスプロジェクト」の一環として行われました。このプロジェクトは、国際情勢や円安の進行などにより影響を受けている食料供給の現状を踏まえ、適正な価格形成の根付きを目指すものです。
参加者は現状を学び、今後の日本の食品の持続可能性について考える良い機会となりました。

興味を持たれた方は、特設サイトを訪れ、さらなる情報を得てみてはいかがでしょうか。 諸社会課題に対する理解を深め、誰もが「フェアな価格」について意識を持つことが重要です。
これからも、私たちの食を取り巻く状況を多くの人に知ってもらい、持続可能な社会を築いていきましょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

関連リンク

サードペディア百科事典: QuizKnock KITTE丸の内 フェアプライス

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。