ヒロシマの未来を語る絵おと芝居2025
広島で、特別なイベントが開催されます。株式会社広島ホームテレビが主催する「絵おと芝居2025『ヒロシマを復興させた力』」は、被爆80年企画および開局55周年の記念事業として位置づけられています。これらのイベントは、被災地としてのヒロシマの過去を綴るだけでなく、その復興を目指す希望の物語を次世代へとつなげることを目的としています。
公演の詳細
イベントは、広島平和記念資料館のメモリアルホールで、8月24日、9月7日、10月12日の3日間にわたり行われます。それぞれの公演は、13時30分に始まり、約1時間の上演時間が予定されています。入場は無料で、常設展示チケットを持っていなくても参加できるため、広く一般市民が利用できる機会となっています。
この公演の特徴は、絵おと芝居の創始者であるいくまさ鉄平氏が手掛けた新しい舞台表現にあります。復興をテーマにした物語は、映像と朗読、音楽の生演奏が一体となって紡ぎ出され、観客を引き込む作品となっています。
若者たちの参加
特に注目すべきは、中高生や大学生らの若者たちが朗読に参加する点です。彼らは、紡がれる物語の中で自らの声を伝え、次世代の人々にヒロシマの苦しみや希望を受け継いでいく役割を果たします。この参加は、新たな被爆継承の形として、平和を発信する一助となります。
親しみやすい紙芝居の形
また、今回の上演作品には、小学生からのインスピレーションも反映されています。子どもたちの感じたことや描いた作品を参考に、物語が構成されており、観客は視覚的にも楽しめる工夫がなされています。このように、参加者全員が関与することで、ヒロシマという地域の物語がより豊かに表現されているのです。
支援と協力
本公演は、一般社団法人まち物語制作委員会、広島市との共催で、マツダ財団芸術文化振興基金の助成を受けています。また、広島市教育委員会の後援も得ており、地域全体での支援が背景にあることが安心感を与えます。
このイベントは、ただの公演ではなく、広島の復興を語る重要な場となるでしょう。私たちは、過去の悲劇を忘れず、その教訓を学び、未来へと繋げる責任があります。ぜひ、この貴重な体験を通して、ヒロシマの復興と希望を感じてみてください。
詳しい情報や公演の申し込みについては、公式サイト(
広島ホームテレビ公演サイト)をご確認ください。