未来のエンジニア育成
2025-05-07 11:53:12

東京電機大学が提供する小学生向けワークショップD-SciTechプログラム開催

東京電機大学が開催する小学生向けD-SciTechプログラム



2023年度より始まった体験型ワークショップ「TDU社会・地域連携事業 公開講座 D-SciTechプログラム」が、6月から東京電機大学で再び開催されます。昨年たくさんの小学生たちに好評を得たこのプログラムは、理科や科学に興味を持つ子どもたちを対象に、実際の体験を通じて学びを深める機会を提供します。

主催者である東京電機大学の射場本忠彦学長は、このプログラムを通じて「未来のエンジニアを目指す子どもたちに夢を持たせたい」という強い思いを語っています。3年度目となる2025年度は、6月から10月にかけて全10講座を予定しており、さまざまな企業との連携によって、学びの幅が広がります。

イベント内容


D-SciTechプログラムでは、小学生が夢中になれるテーマをふんだんに取り入れた講座が用意されています。参加する子どもたちは、実際のエンジニアや教員の指導の下、科学の原理を実験・工作を通じて学びます。参加費は無料で、小学3年生から6年生、中学1年生から3年生が対象です。学びの内容は、油圧や空気圧、電気の力を用いたものづくりや、環境についての意識を高めるサステナビリティをテーマにしています。

ここでは、いくつかの主なテーマと講座の内容を紹介します。

  • - 油圧で動く建設機械の仕組み:株式会社加藤製作所と連携し、実際の建設機械を触りながら、油圧の力について学びます。
  • - 空気の力を使ったパズル:日東工器株式会社の協力を得て、リニコンや電動ドライバを使用して空気の力を理解します。
  • - 電気自動車の仕組み:日産自動車株式会社による講座では、CO2排出量とクリーンエネルギーについて学び、実際にモデルカーを充電して走らせる体験ができます。
  • - ペットボトルキャップのアップサイクル: アサヒユウアス株式会社と共に、物の再利用について考えつつ、手を動かして体験します。
  • - 生成AIを使ったポスター作り:アドビ株式会社による講座で、最新の技術を駆使してクリエイティブな体験ができるチャンスもあります。

このように、D-SciTechプログラムは理科実験や電子工作に興味を持つ子どもたちが、自らの手で創造力を発揮できる場となっています。

開催日程


  • - 6月21日 - 油圧の不思議を学ぶ講座
  • - 6月28日 - 空気の力でパズル挑戦
  • - 7月5日 - 静電気とプラズマ技術について
  • - 7月12日 - 電気自動車の仕組みを学ぶ
  • - 7月19日 - ペットボトルキャップのアップサイクル
  • - 7月26日 - 電子回路製作の基礎
  • - 8月21日 - マヨネーズ作りを通じて乳化の仕組みを学ぶ
  • - 8月26日・27日 - 生成AIを使ったポスター作り
  • - 10月4日 - 親子電気教室(仮)
  • - 10月25日 - エンジンの仕組みを学ぶ連携講座

定員はあり、早めの申し込みが推奨されます。

参加方法


各講座の詳細や申し込みについては、東京電機大学の公式サイトや配布されるパンフレットにて確認できます。また、地域の子どもたちの未来を一緒に育むパートナーシップを形成するこのプロジェクトは、地域交流の一環としても貢献しています。

まとめ


D-SciTechプログラムは、ただ学ぶだけでなく、実際に体験することで理解を深めることを目的としています。理科や科学の楽しさを身近に感じることで、未来の技術者たちが大きな夢を抱くきっかけになることでしょう。ぜひご参加いただき、未来のエンジニアへの第一歩を踏み出してみてください。


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