VINARCHYの新たなる挑戦
2025年5月1日、世界的なワイン市場に新しい風を吹き込むグローバル・ワインカンパニー「VINARCHY」が誕生しました。この新会社は、Accolade WinesとPernod Ricard Winemakersのオーストラリア、ニュージーランド、スペインにおけるワイン事業を統合したもので、年間純売上高は15億豪ドルを超え、世界でも屈指の規模を誇ります。
VINARCHYが目指すもの
VINARCHYは、消費者のニーズを先取りした優れたブランドラインナップを揃え、複数国での事業展開を通じて、高品質なワインを提供することを目指しています。ワイナリーはオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、スペインに展開しており、合計11拠点で年間3200万ケース以上を生産しています。
現在、VINARCHYが抱える従業員数は1,600人を超え、グローバルな供給網を確立することで、顧客に対し最高のサービスを提供し続ける準備が整っています。会長のベン・クラーク氏は、「当社はワイン界の未来をリードする存在であり続ける」という強い信念を表明しています。
ワインブランドの多彩なラインナップ
VINARCHYのコアブランドは、Hardys、Campo Viejo、Jacob's Creekの3つです。これらはそれぞれ、オーストラリアやリオハのワインブランドとして名高く、2024年度には20億豪ドル以上の消費者売上高が見込まれています。加えて、ニュージーランド市場での獲得を目指したStoneleighやMud Houseといったブランドも展開し、ほかにもGrant BurgeやSt Hugoなどのプレミアムワインを取り揃えています。
ブランド名の由来
「VINARCHY」という名称は、フランス語で「ワイン」を意味する「Vin」と、古代ギリシャ語で「リーダーシップ」を意味する「Archy」を組み合わせたものです。この名前には、ワインのリーダーとしての役割を果たす意志が込められています。
会長 ベン・クラークのビジョン
ベン・クラーク氏は、消費財業界において30年以上の経験を持つベテランであり、VINARCHY設立に際しても多くの事業を取りまとめてきました。彼は、変化に迅速に対応できる組織を作り、一流ブランドを通じて消費者に新たな体験を提供することが重要だと語ります。また、消費者の嗜好の変化や低アルコール飲料の流行といった業界の課題に対する革新的な解決策を模索する姿勢も見せています。
最後に
VINARCHYは、ワイン業界における新しい潮流を生み出すことを目指し、消費者の期待に応えるだけでなく、業界全体を再定義する挑戦を続けています。これからの展開に大いに注目したいところです。
詳しい情報や最新ニュースは、
VINARCHYの公式サイトでチェックできます。