長良川の危機
2025-08-04 15:37:57

岐阜・長良川鵜飼存続の危機を語るトークショー報告

長良川鵜飼の未来を想う



岐阜県山県市で行われたトークショーでは、岐阜の象徴ともいえる長良川鵜飼の存続が危ぶまれているとの発言が飛び出しました。これは、環境問題や観光マナーの悪化が原因であるとされており、市の美しい円原川がその存続を支えている可能性を示唆しています。

地方創生に向けた取り組み



このトークショーは、株式会社ポニーキャニオンと大垣共立銀行が連携して行った山県市のPR活動の一環で、著名な写真家小林淳氏と地方創生サウナプロデューサーのユーコンカワイ氏が登壇しました。小林氏は、岐阜出身としての視点から円原川の魅力を語るとともに、地域の自然を再認識させることの重要性を強調しました。

円原川の特異性とその魅力



円原川は、特異な地質から湧き出る伏流水で構成され、冷たく浄水されているため、生態系の維持に寄与しています。カワイ氏によると、円原川の水が長良川の水温上昇を抑える役割を果たすことで、鵜飼の危機を救っているとのこと。長良川の水温上昇は、河川の生物にとって大きな問題であり、特に鮎にとっては生息限界点に達していることが深刻です。

観光客のマナーとオーバーツーリズム



トークショーでは、オーバーツーリズムによるマナー問題も議論されました。観光の楽しみ方として地域とのコミュニケーションや独自の体験を通じて、環境保全や地域の魅力を再認識することが大切だと提唱され、本来の地域の姿を守るための方策が模索されています。

新たなサウナ体験「THE WATERS」



また、カワイ氏が運営する「THE WATERS -Retreat Terrace Enbara-」についても触れられました。この施設は、自然と調和したサウナ体験を提供し、地域活性化につながることを目指しています。地域の人々にとっても、新たな観光資源としての期待が寄せられています。

未来に向けての希望



両氏は、地域の価値を再認識し、環境保全と観光振興のバランスを取ることが、持続可能な未来への道を開くと結論づけました。このような取り組みが、岐阜県山県市の発展と長良川鵜飼の存続につながることを願い、引き続き地域に根付いた活動が必要であると訴えました。

今後も、株式会社ポニーキャニオンと大垣共立銀行は山県市の「山県co-labo」を通じた新たな活力創出に取り組む意向を示しています。地域の魅力を引き出しながら、今後の課題に立ち向かう姿勢が期待されます。


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