安全な高精細映像
2025-09-03 16:06:52

ZenmuTechとロジック・アンド・デザインが進める高精細映像の安全性向上技術

ZenmuTechとロジック・アンド・デザインの革新的な技術



東京を拠点とする株式会社ZenmuTech(以下、ZenmuTech)と株式会社ロジック・アンド・デザイン(以下、ロジック・アンド・デザイン)は、最新の技術革新として、「視える」と「守る」を同時に実現する高精細映像の安全性向上に向けた重要なコンセプトを達成しました。両社は、ZenmuTechが提供する秘密分散技術「ZENMU-AONT」とロジック・アンド・デザインの画像鮮明化技術を融合させた概念実証(PoC)を行い、その成果を同時に発表しました。

高精細映像の重要性と課題



高精細な映像は、防犯や防災、インフラ整備、医療に至るまで、多くの分野での価値が研究されています。これは、映像データが情報源としての役割を果たし、社会基盤を支える重要な要素であることを意味します。ただし、これらの映像データには個人情報や機密情報が多く含まれているため、セキュリティの観点から外部への漏洩や不正利用といった懸念が絶えず存在します。これを解決するためには、データの受信から保管までの全ての過程で安全性を確保することが急務です。

PoCの実施と成果



ZenmuTechとロジック・アンド・デザインが共同で行ったPoCでは、ロジック・アンド・デザインの画像鮮明化技術を搭載したIPカメラにて、リアルタイムで撮影した映像を、ZenmuTechの秘密分散技術で無意味化(分散化)することに成功しました。これにより、映像データは安全に転送され、保管される仕組みが確認されました。具体的には、以下の観点で成果が得られました。

  • - 画質の保維持: 画像鮮明化後にも映像品質が維持され、視認性が大幅に向上。
  • - 通信時の復元不可性の確認: 分散化されたデータ片は単体で復元が不可能であり、情報漏洩のリスクが低減。
  • - リアルタイム処理性能: 画像鮮明化と分散化をリアルタイムで行い、処理性能が実運用に耐えうることを確認。

特に注目すべきは、分散化したデータをリアルタイムで復号化し、その場で動画として視聴できることが実証された点です。この技術により、高精細映像を効果的に利用する道が開かれ、将来的なAI解析や長期保管など、さまざまな高度な利用シーンでの活用が期待されます。

今後の展望



今回のPoCでの成果を受けて、両社は防犯・防災カメラ、医療・介護分野、公共インフラ監視など、幅広い分野へ応用可能な高秘匿性の映像・画像データの提供に向けて、製品化およびサービス化の開発を進める予定です。最終的には、安全かつシームレスに高精細映像データを活用できる新しい基盤の構築を目指しています。

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この革新的な技術が進むことで、映像データに関する新たな可能性が開かれることに期待が寄せられます。特に、セキュリティ対策が求められる現代社会において、両社の取り組みは大きな意義を持つことでしょう。


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