LDTが進めるAI活用で効率化を図る葬祭業界の新展開
LDT株式会社は、2025年に東京都で開催された「エンディング産業展(ENDEX)2025」に参加し、注目のAIコールセンター「スマートコール24」を紹介しました。
このイベントは、葬祭業界に特化した展示会であり、LDTのブースには多くの葬儀社が訪れ、AIの導入について多くの関心を寄せました。
スマートコール24の特徴
「スマートコール24」は、葬儀社向けに設計されたAIコールセンターです。このシステムは、24時間365日、電話の受付業務を自動で行うことで、葬儀社の人件費や採用コストの削減を目指します。特に、夜間や人手が限られる時間帯での対応をAIが代行することで、スタッフの負担を軽減し、業務の効率化を実現します。
また、AIは受電時に必要な質問を自動で行い、ヒアリング項目を学習させることで、よりスムーズなコミュニケーションが可能です。これにより、葬儀社は受注率の向上を期待でき、業務の最適化を図れます。
加えて、LDTが提供する「スマート葬儀」と呼ばれるクラウド型の葬祭管理システムは、顧客管理や請求管理、入出金管理などの機能を持ち、効率的な日常業務の運営をサポートします。さらに、周辺事業者との連携を強化することで、葬儀社のビジネスを拡大する手助けも行っています。
白石和也 CEOの講演
イベントの中でも注目されたのが、LDTの代表取締役CEOである白石和也の講演でした。彼は「競争優位を築くAIを活用した葬祭DX~選ばれる葬儀社になるスマート戦略~」というテーマで、AI活用による収益力の向上や業務の再構築の重要性について語りました。
白石は、葬祭業が直面する人手不足や業務の複雑さに触れ、AIを用いた業務の自動化や効率化の具体的な施策を提案しました。AI OCRや電子FAX連携、振込用紙の自動生成といったテクノロジーの導入で、多くの業務が自動化されることを示し、さらには夜間の搬送とコールセンターの連携なども取り上げました。
また、彼は「スマートコール24」の実証状況を紹介し、近い将来、夜間の対応を完全にAIで実現する構想を語りました。
LDTの取り組み
LDT株式会社は、葬祭業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進め、急速に変化する市場に対応するための施策を継続的に提供しています。ブースでの説明や講演を通じて、多くの葬儀社が新しい技術の導入に意欲を見せていることが確認できました。
これからもLDTは、AI技術を駆使して葬祭業界の効率化と収益力向上に向けたサポートを続けていくことを明言しています。特に、顧客のニーズに応じた柔軟なサービス展開を行い、葬儀社が選ばれる存在となるための支援を強化していくでしょう。
今後の葬祭業界での技術革新がどのように進むのか、LDTの取り組みに注目です。