「地域貢献と持続可能性を両立させた「SDGs私募債」の発行」
株式会社ハウスセゾンエンタープライズが、京都中央信用金庫の保証付きで新たに発行した「SDGs私募債」は、地域貢献と持続可能性を両立させる試みとして注目を集めています。この私募債の特徴は、発行金額の0.2%が地域内の地方公共団体、教育機関、医療・福祉施設、公益活動団体などに寄付される点です。この仕組みを通じて、企業の資金調達が地域社会の発展に寄与することを目指しています。
1. SDGs私募債発行の背景
ハウスセゾンエンタープライズは創業以来、地域に根ざした建物管理事業を展開してきました。近年の社会課題として、SDGs(持続可能な開発目標)の重要性が高まっています。企業活動と社会貢献の両立が求められる中、ハウスセゾンエンタープライズは「SDGs私募債」の発行を通じて、資金調達と共に地域への寄付を実現しました。この取り組みは、資金調達が地域社会にどのように貢献できるかを模索する過程で生まれたものです。
2. 明豊エンタープライズグループのSDGsへの取り組み
明豊エンタープライズグループは、2024年9月に「SDGs宣言」を行い、企業を通じた社会貢献を目指す方針を掲げています。その一環としてハウスセゾンエンタープライズでは、空地活用のためのLUUPポート設置や、物流の課題解決を目指すスマート置き配の導入など、地域社会に貢献する様々な施策を推進しています。これらの取り組みは、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となることでしょう。
3. 代表取締役奥山氏のコメント
ハウスセゾンエンタープライズの代表取締役である奥山秀昭氏は、「このたびの私募債発行により、地域社会へ貢献できる機会を得たことに感謝しています。私募債は資金調達と地域への寄付を同時に実現できる仕組みであり、地域と共に成長する姿勢を示すものです。」と、地域貢献への強い思いを述べています。今後も、地域のニーズに応えるサービスの提供を通じて、安心で快適な住環境の整備に貢献していく考えです。
4. ハウスセゾンエンタープライズの事業展開
2014年に設立されたハウスセゾンエンタープライズは、2015年に株式会社明豊エンタープライズの子会社として活動を始めました。主に京都や滋賀を中心に、約2,500戸の建物管理を行い、修繕工事や不動産売買・仲介業務も行っています。「住」を通じて人々を繋ぐことを企業理念に掲げ、地域に根差したビジネスを展開しています。
このように、ハウスセゾンエンタープライズは「SDGs私募債」を発行することで、資金調達の新しい形を模索しつつ、地域社会への貢献活動を継続的に行っていく意向を示しています。今後も地域と共に発展する企業としての姿勢が期待されます。