ソフトバンク・ワイモバイルの高校生採用支援
株式会社ジンジブが、ソフトバンクショップおよびワイモバイルショップのクルーに対する2026年3月卒業予定の高校生向けの新卒採用支援を開始しました。これは、情報通信業界において求められる人材が不足する中で、高校生が主体的に職業を選ぶための機会を増やすための施策の一環です。
背景と現状
労働市場の変化により、高卒者の新卒採用の求人倍率は高まり、現在は約3.98倍という状況です。しかし、高校生の就職活動は多くの場合、先生の紹介を経て企業に応募する形が一般的で、新しい業界や職種の情報が不足しています。特に情報通信業界においては、高校生向けの求人は全体のわずか1%に過ぎません。
早期離職の問題も深刻で、高卒者は大卒者に比べて1年目における離職率が高く、ミスマッチのケースが多いのです。このため、ジンジブは「これからを生きる人の夢を増やす」という理念のもと、若い世代に夢を持ってもらえる社会を目指しています。
具体的な支援内容
この度の支援では、一部の運営代理店に対して特別なサポートプランを提供します。具体的には、高卒採用活動を行う代理店に対し、専門のサポートチームがつき、求人情報の特設ページを作成することによって、より多くの高校生へ情報が届くようにします。
また、求人情報は「ジョブドラフトNavi」というプラットフォームを通じて、高校生がスマートフォンから簡単にアクセスできるようになります。このメディアでは、学校の進路指導室以外でも、気になる企業の求人情報を検索できます。
高校生の視点を重視し、職場の雰囲気や社員のインタビューを動画や写真で紹介することで、より具体的に働く場のイメージを掴んでもらうことを目的としています。さらに、先生向けの求人管理システム「ジョブドラフトTeacher」を使用することで、学校に届く求人情報も一緒に検索可能です。
キャリア教育イベントと未来の展望
高校生向けの合同企業説明会「ジョブドラフトFes」を開催し、高卒採用の業界情報を共有します。このイベントでは、企業が提供する「おしごと体験」を通じて、参加者が実際の仕事に触れ、その魅力を実感することができます。
企業と高校生をつなぐ架け橋
ジンジブは、教育機関に対してキャリア教育授業を提供し、幅広い求人情報を届けることで、より多くの高校生が情報通信業界を知り、興味を持つきっかけを作ります。全国の約3分の1の高校に触れ合い、積極的に人材育成に寄与しています。
この取り組みを通じて、新卒での就職を目指す高校生に、情報通信業界での多様な選択肢を提供することを目指しています。今後とも、ジンジブは高校生が自分に合った職業を見つけ、未来に希望を持つサポートを継続していく所存です。