2025年版ノートン調査から見る!日本のマッチングアプリ事情とその安全性
最近の調査によると、日本でもマッチングアプリの利用が広がってきています。消費者向けセキュリティブランド「ノートン」が行った2025年版の調査では、日本のマッチングアプリ利用状況やその安全性に関する様々なデータが明らかになりました。調査は、日本のみならず、オーストラリア、フランス、アメリカなど12カ国を対象としており、その結果はとても興味深いものです。
日本におけるマッチングアプリの利用状況
はじめに、日本人の15%がマッチングアプリを利用しているという結果が出ています。特に25歳から35歳の年齢層の利用が目立ち、利用者の26%を占めています。また、オンラインでの出会いを希望する人は45%に達し、驚くことに、実際に合って出来た出会いと比べても、オンラインでの出会いには大きな差がないと感じている人も38%に上ることが判明しました。
一方で、出会い系詐欺に遭ったと回答した人は14%と、決して少なくない数字です。詐欺被害のリスクを考えつつ、マッチングアプリを利用するメリットを見極めることが重要でしょう。
利用時間と課金状況
ノートンの調査によると、マッチングアプリの平均課金額は約2万2千円。使用時間は週に4時間以上と、意外と多くの時間を投資していることが分かりました。また、プレミアムサービスを利用したことがある人も約4割で、そのうちの90%近くが良い体験をしたと回答しています。
このように見ていくと、マッチングアプリの活用によって新たな出会いを得られる可能性がある一方で、金銭的な負担も少なからずあることを心に留めておく必要があります。
安全性に対する信頼度
マッチングアプリの安全性に対する信頼度についても調査が行われました。最も高い信頼を得たのは「インスタグラム」で55%、その後に「Pairs」が51%、続いて「タップル」が47%という結果です。安全面が利用者にとって最も重要な要素となる中、優れたセキュリティ機能を提供するアプリが選ばれていることが伺えます。
プロフィール保護の重要性
さらに、プロフィールの保護についても注目すべきポイントがあります。調査によると、50%以上の回答者がフルネームや所在地などの個人情報を含まないと回答。また、45%の人が二段階認証を使用していると明らかになりました。特に、アプリ選びで重視するべきはセキュリティ機能であることが示されています。
年齢や写真加工の実態
マッチングアプリには年齢を偽って登録する人も多く、実際に20%の人が年齢を偽ったことがあると回答しました。また、38%はプロフィール写真を加工しているとのことで、利用者の多くがリアルな出会いに向けた工夫をしつつ、注意を払っていることがわかります。
AIの影響と出会い系詐欺の増加
AIを利用した写真や音声メッセージを見破れると感じている人は36%と、この新しい技術がいかに利用者に影響を与えているかが分かります。また、2024年には出会い系詐欺から保護されたユーザー数が前年比約280%増加したとのことで、ますます注意が必要です。
これらの結果は、今後マッチングアプリがどのように進化していくのか、そして我々がどのように安全に利用するかを考える上で大いに参考になる情報です。利用者としては、アプリの機能を十分に理解し、安全に出会いを楽しむための対策を講じることが求められます。今後のマッチングアプリの進展にも注目です。