株式会社レンタルのニッケンと新しい鉄筋台車「LiBuggy」
株式会社レンタルのニッケンは、2025年8月27日に新たにスラブ鉄筋上で使用できる資材移動用台車「LiBuggy(リバギー)」を開発したと発表しました。この商品は、同社が清水建設株式会社、エスシー・マシーナリと共同で取り組んだ結果生まれたもので、現場における作業効率や安全性を大きく向上させることを目指しています。
開発の背景
従来の建設現場では、スラブ鉄筋上を移動する際、作業者が歩行者用マットを敷いた上で行動することが一般的でした。しかし、この方法では、資材を運搬する台車の走行が非常に困難であり、特に鉄筋の間に荷物を移動させることや、重量物の運搬にはタワークレーンや複数人での手作業が必要でした。これにより、生産性や安全面において多くの課題が浮き彫りになっていました。そのようなニーズに応えるため、LiBuggyの開発が始まりました。
「LiBuggy」の特徴
1. ローラーによる脱輪防止
LiBuggyは、鉄筋上で走行する際の脱輪を防ぐために、独自のローラー設計を採用しています。これにより、安定した走行が可能となり、作業者は安心して使用することができます。
2. 荷揺れの軽減
また、荷物が揺れることによって落下する危険性を軽減するため、荷揺れを最小限に抑える構造が施されています。これにより、搬入時の安全性が向上します。
3. 自由な移動
LiBuggyは、縦・横・斜めの自由な移動が可能です。この特性により、現場での操作性が格段に向上し、作業の効率を高めます。
4. 2台併用での作業簡略化
さらに、2台を併用することで、鉄筋の間に資材を配置する作業が簡単になります。これにより、作業時間が短縮されるだけでなく、チームでの作業もスムーズに行えます。
商品の仕様
詳細な仕様につきましては、今後のリリースや公式サイトを通じて発表される予定です。現段階では、LiBuggyは業界のニーズに応える商品として、多くの建設現場での導入が期待されています。
企業の取り組み
株式会社レンタルのニッケンは、今後もお客様の声に耳を傾け、安全で安心な商品開発に取り組んでいく方針です。LiBuggyの開発は、その方針を具現化した一例と言えるでしょう。新しい技術の導入により、これからの現場作業がさらに効率的かつ安全になることを期待しています。
この新たな台車「LiBuggy」は、現場での作業方法に革命をもたらす可能性を秘めており、今後の活躍に目が離せません。