妊産婦のメンタルヘルスを支える新サービスが始動

妊産婦の心の健康をサポートする新しい取り組み

妊娠や出産は、女性にとって人生の大きな転機です。しかし、妊産婦に伴う心理的な不安やストレスは深刻であり、本人だけでなく、家族にも影響を及ぼすことがあります。こうした中、株式会社マイシェルパが新たに自治体向けに妊産婦メンタルヘルスケア支援サービスを開始しました。この取り組みは、妊婦や出産後の母親が安心して子育てを行える環境を整えることを目的としています。

サービスの概要

マイシェルパのこのサービスは、国が推進する「妊婦等包括相談支援事業」に基づき、妊娠を希望する段階から出産後1年以内まで、切れ目のない専門的な心理ケアを提供します。具体的には、以下のような特徴があります：

- 不妊や不育症に対する心理的サポート: 妊娠を希望する多くの方々が抱える悩みを理解し、専門的な視点からサポートします。
- オンラインカウンセリングの提供: マイシェルパのサービスは、時間や場所にとらわれないオンラインカウンセリング。他の地域に住む妊産婦の方でも、専門家による支援が受けられます。
- 専門資格者による伴走支援: すべてのカウンセリングは、医学博士や精神科専門医の指導のもと、臨床心理士や公認心理師によって行われます。

取り組みの成果

既に埼玉県上尾市では、妊産婦メンタルヘルス支援サービスを導入し、利用者の心理的健康に良い影響を与えていることが確認されています。実際、臨床心理士が行うオンラインカウンセリングを受けた方々のうつ症状が、初回からわずか3回のカウンセリングで軽度へと改善されたケースもあるとのデータが出ています。これは、手軽に利用できるオンライン環境が影響した結果と考えられています。