日台共創イベント
2025-05-16 09:36:03

台湾と日本が織り成す未来のビジネス共同創造「TAIWAN INNOVATION NIGHT 2025」

台湾と日本が織り成す共同創造の場



2025年5月8日、東京のJETRO Innovation Gardenにおいて「TAIWAN INNOVATION NIGHT 2025」が開催されました。このイベントは、株式会社ニリックとMighty Net、Startup Island TAIWAN、JETROが協力し、日台のビジネスリーダーをつなぐことを目的としています。昨年に続いての開催となるこのイベントは、AI(人工知能)とDX(デジタルトランスフォーメーション)をテーマにしているため、多くの企業やスタートアップ、VC(ベンチャーキャピタル)、支援機関が集まり、技術交流と事業連携の新たな可能性を探求する貴重な時間となりました。

イベントの流れ



イベントは18:30から受付が開始され、19:00にオープニングトークが行われました。続いて、19:05からのライトニングピッチセッションでは、Salesforce VenturesやFujitsu Ventures、JETRO、AWSの代表者が登壇し、それぞれの組織が何を注力しているかを発表しました。ここで特に注目されたのは、日本市場における協業の可能性を感じさせるプレゼンテーションでした。

ソリューションの多様性が潜在していることが示されたライトニングピッチの後、パネルディスカッションも行われ、「AI × DXの最新事例と現場のリアル」と題して業界の専門家たちが議論を交わしました。パネリストには台湾の事業会社や投資家が揃い、「日本市場は台湾スタートアップにとって本当に機会があるのか?」という重要なテーマについて活発な意見が交わされました。

パネルディスカッションのハイライト



パネリストの一人、Jackey Wang(DuoInsight Venture)は、台湾のAIスタートアップが海外展開を進める上での「技術と市場のギャップ」について言及し、特に製造業界向けAIの受け入れやすさを示しました。また、Ray Chiu(Calyx, Inc.)はディープテックAIのグローバル展開例を挙げつつ、日本市場の魅力と難しさを実体験に基づいて語りました。

さらに、Norman Chang(UMC Capital)は見落とされがちな新たな技術領域としてエッジAIと産業DXツールを取り上げて投資の参考になる見解を共有し、最後にRay Tai(Mighty Net)はハードウェアスタートアップが日本市場で苦労する点や、ビジネスを拡大するための具体的なアクションを提供しました。

ネットワーキングと展示ブース



イベントの後半では、約200名の参加者が集まり、ネットワーキングやデモブースでの展示が行われ、新たなビジネスチャンスが生まれる場となりました。参加した台湾のスタートアップ6社は、それぞれの技術を日本の来場者に紹介し、多くの商談が進行しました。展示された企業の中には、AI開発を加速するAvalanche Computing Taiwan、AIチャットボットを提供するEslitec、さらには多言語通訳ソリューションを提供するVM-Fiなど、注目の企業が含まれていました。

最後に



台湾と日本は、これまでも多くの商業的な結びつきを持ってきましたが、「TAIWAN INNOVATION NIGHT 2025」は、この関係をさらに深める重要な一歩となりました。今後も、国境を超えた連携が進み、新たなイノベーションを共に生み出していくことが期待されます。協力と信頼を基盤に、日台の未来を築くためのアクションが、今後のビジネスシーンでさらに顕在化していくことでしょう。


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