妊婦が安心してつながる「プレママ生活 コミュニティ」公開リニューアル
妊娠中に不安やストレスを抱える女性にとって、同じ気持ちを持つ仲間とつながることは、精神的な支えとなります。そんなニーズに応えるために、クオン株式会社は東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野の協力の下、オンラインコミュニティ「プレママ生活 コミュニティ」をリニューアルオープンします。これにより、より多くのプレママが安心して参加できる場が提供されます。
不安を抱える妊婦の現状
妊娠中にうつ症状を経験する女性は少なくありません。妊娠期はホルモン変動や生活環境の変化などが影響しやすいため、精神的な不調に悩まされることがあります。これらの問題は、出産後の精神的健康や育児においても影響を及ぼすことが研究によって示されています。そのため、妊娠中からのサポートが非常に重要とされています。
「プレママ生活 コミュニティ」のリニューアル
本コミュニティは、以前より限られたメンバーで運営されており、今回のリニューアルによりよりオープンな形に進化しました。2025年11月18日から、妊娠中の女性たちが自由に参加できるようになります。このコミュニティでは、他の妊婦さんとのピアサポートを通じて、孤独感を軽減し、メンタルヘルスを改善することを目指しています。
科学に裏打ちされたメンタルヘルス支援
「プレママ生活 コミュニティ」は、東京大学大学院医学系研究科の研究に基づいた取り組みです。過去には、妊婦を対象にしたピアサポートが行われ、参加者のメンタルヘルスの改善に効果があったことが示されています。具体的には、参加前・3か月後・産後3か月後のアンケートを通じて、コミュニティへの参加度とメンタルヘルスの関連性が調査されました。
西大輔教授の見解
東京大学大学院医学系研究科の西大輔教授は、「妊娠期は心理的ストレスを抱えやすく、その影響が出産後や子どもの発達にも及ぶ」と語っています。また、インターネットを活用した認知行動療法などが有効である一方、実際の取り組みの難しさや継続の課題を指摘し、「多様なニーズに応える新たな仕組みづくりが重要」と強調されています。
オンラインピアサポートのメリット
「プレママ生活 コミュニティ」では、同じ立場の当事者同士が支え合うピアサポートが行われます。このアプローチにより、妊娠期や産後のうつ症状の軽減を実現することを目指しています。オンラインという便利な環境を活かすことで、時間や場所を問わず参加でき、より多くの妊婦が支え合える基盤が築かれます。
スタッフからのメッセージ
リニューアルに際して、コミュニティのスタッフは「妊娠期は嬉しさと不安が入り混じる特別な時期です。ここでは言葉にしづらい思いをシェアしましょう。あなたの言葉が、誰かの支えになります」と語っています。
「プレママ生活 コミュニティ」は「絆」をテーマに、人々が集まる場所となっています。この場を通じて、妊娠中の不安を共有し、安心感を得ることができることを目指しています。
クオン株式会社について
クオンは、オンラインコミュニティの運営を専門とする企業です。1996年の創立以来、300以上の企業や自治体とともにさまざまなコミュニティの構築に取り組んできました。メンタルヘルス支援のみならず、多様なニーズに対しても新たな解決策を提供しています。クオンと東京大学の積極的な連携は、妊娠期におけるメンタルヘルス支援の新しい形を示しており、今後の展開に期待が寄せられています。