呼吸とサウナの効果
2025-04-07 13:43:05

呼吸とサウナの相乗効果を検証!リラックスと健康促進

深呼吸でサウナ浴をより楽しむ!



最近、サウナと呼吸に関する興味深い実験が行われました。株式会社100plusとBREATHER株式会社の共同研究によって、深呼吸サポートデバイス「ston s」がサウナの効果を高める可能性が示唆されたのです。この実験では、サウナ・水風呂・休憩の各フェーズでの呼吸の効果が分析されました。

実施の背景



2025年に行われたこの実験では、サウナ内で深呼吸がもたらすメリットについて調査されました。特に、リラックスを促進するために設計された「ston s」を用いて、サウナの利用者がどのような生理的変化を見せるかを探りました。この実験は東京のサウナ施設で、サウナ専用ウェアラブルウォッチ「SHOWDOWN1」を装着した28人の男性を対象に実施されました。

注意すべきポイントとして、今回の実験では特別に施設内で「ston s」を使用したというもので、通常は使用が認められていません。デバイスはフレーバーのみを含むもので、GABAやカフェインは含まれていませんでした。

具体的な検証結果



実験の結果、休憩中に「ston s」を使用することで、サウナ室と休憩室における自律神経の活動量が向上する傾向が見られました。具体的には、ccvTP(自律神経の活動量指標)やLF/HF(交感神経と副交感神経のバランスの指標)がともに有意に高い値を示しました。この動きは、休憩時の深呼吸が自律神経の反応性を高め、次のサウナセッションのパフォーマンス向上に寄与したと考えられます。

自律神経活動量の変化

滞在時間の測定



興味深いことに、デバイスを使用したことによって、サウナや水風呂での滞在時間が有意に長くなることはなかったのです。つまり、デバイスによる生理的変化が、ただの快適性向上によるものではなく、実際の健康改善に寄与したことが示唆されます。

滞在時間の変化

次のサウナセッションへの影響



また、参加者は休憩中にのみ「ston s」を使用していたにも関わらず、次のサウナセッションでの自律神経指標に有意差が見られたことも注目すべき点です。これは、デバイス使用時のリラクゼーションが次のサウナ体験においてプラスに働いた可能性が示されています。サウナ→水風呂→休憩といった一連の流れの中で、リラクゼーション状態が整い、全体的な身体の反応にプラスの影響を与えたのではないでしょうか。

総括



この実験により、深呼吸サポートデバイス「ston s」を取り入れることで休憩時のリラクゼーションが向上し、それが翌サウナセッションにも良い影響を与える結果が明らかとなりました。自律神経の安定とリラックス効果は、サウナの健康効果をさらに引き出すものといえるでしょう。

今後は、さらなる研究によってこのデバイスの有効性を検証し続け、異なる条件下でどのように効果が変わるのかを探っていく必要があります。この取り組みが、より良いサウナ体験につながることを期待しています。


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