文化と革新が交差する渋谷に新たな拠点
東京都渋谷区に、新たなスタートアップ支援の拠点「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA」が2025年1月23日にオープンします。この取り組みは、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)や、内閣府、経済産業省、東京都といった関係機関と連携し、アメリカの著名なアクセラレーター「ERA(Entrepreneurs Roundtable Accelerator)」とのパートナーシップによって実現しました。特に、気候変動や脱炭素化といった重要な環境課題に取り組む日本のスタートアップを支援することを目的としています。
スタートアップグローバル展開支援プログラム
新たに始まる「Global Venture Builder Program(以下、Go Global)」は、気候変動への適応や脱炭素化の課題を乗り越えるための革新的なビジネスを構築するスタートアップを対象にしたプログラムです。このプログラムは、2025年7月1日から参加企業の募集が開始され、選ばれたスタートアップはERA Globalの助けを借りて米国市場への進出を図ることができます。出資額は1社あたり50万から100万米ドルまで可能で、スタートアップの成長をサポートします。
環境を意識したスタートアップ支援
東急不動産は、「環境先進企業」として、気候変動への対応を重視したスタートアップの支援に力を入れています。SDSを通じて、スタートアップには単に資金援助を行うだけでなく、マーケティングや人材採用、チーム編成まで幅広い支援が提供されます。この活動は、渋谷のエコシステムを活性化させ、国際競争力を高めるための重要な一歩となるでしょう。
スタートアップに必要な支援
Go Globalプログラムでは、参加者に対して1on1のメンタリングやピッチトレーニング、資金調達支援など、必要なノウハウを提供します。これにより、選ばれたスタートアップはERAが持つ、約1000名以上の業界のメンターからの貴重なアドバイスを受けることができ、急成長を遂げるチャンスを得ることができるのです。
コミュニティ基盤の強化
期間は採択後、随時支援が開始され、日本国内の「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA」をはじめ、米国のニューヨークなどで行われます。これにより、日本のスタートアップとアメリカのビジネス界との橋渡しが実現され、グローバルなブランドとして成長するための第一歩となるでしょう。
地域社会への貢献
この取り組みは、単にスタートアップの支援にとどまらず、地域社会全体に貢献するものでもあります。新産業や革新的なプロジェクトが生まれることで、広域渋谷圏の経済活性化に寄与することが期待されています。
未来への期待
今後も東急不動産は、国内外のスタートアップを対象に、さらなる支援を行っていきます。また、グローバルスタートアップ・エコシステムの構築を進めるために、JETROやERA Globalとの連携を強化していく方針です。「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA」は、革新を求める企業にとっての新たなハブとして、多くの挑戦者を迎え入れる準備が整っています。これにより、日本から世界を見据えたスタートアップの成長が加速されることが期待されています。