宮崎大のAI導入事例
2025-09-18 11:19:17

AI音声文字起こしを導入した宮崎大学の新たな取り組み

宮崎大学におけるAI音声文字起こしの導入について



近年、教育現場でもデジタル技術の重要性が増しており、大学での業務効率化の取り組みが進められています。その中でも、国立大学法人宮崎大学は、Nishika株式会社が提供するAI音声文字起こしソリューション「SecureMemo」を導入しました。この取り組みは、従来の手動での文字起こしからの脱却を図り、業務効率化と記録品質の向上を実現することを目的としています。

導入の背景と課題



宮崎大学では、定例会議や教授会、各種研修など多くの場面で記録を残す必要があります。しかし、これまでは会議を再生しながら手動で文字起こしを行うため、多大な手間と時間がかかっていました。特に、会議の内容を正確に記録するためには、数日を要することもあり、現場の負担は大きなものでした。そこで、最適な解決策を求めて「SecureMemo」の導入が決定されました。

導入の決め手



「SecureMemo」の導入を決定する要因となったのは、いくつかの重要なポイントです。まず、オフライン環境での運用が可能であり、人事関連などの機微情報を扱う場面でも安心して使用できるセキュリティ性が高いこと。また、高い音声認識精度を持ちながら、コスト面でも納得できるバランスが取れていること、さらに直感的なユーザーインターフェースが現場での定着を促進すると評価されました。

導入後の効果



実際に「SecureMemo」を導入した結果、文字起こしに要する作業時間は、概ね2/3から1/2に短縮され、多くのケースでは約1/3の時間で済むようになりました。これにより、目指していた業務効率化や人件費の削減に大きな効果を上げることができました。特に、部署によっては音声全体をテキスト化し、記録の網羅性や品質が大幅に向上したと報告されています。現場からは、「ゼロから文字起こしを行うよりも、AIが生成したテキストを確認・修正する方がはるかに楽」といった評価も寄せられています。

利用シーンと頻度



「SecureMemo」は教授会や定例会議、研修動画の書き起こし、さらには各種打ち合わせの記録にも活用されています。導入した部署によっては、月に4〜5回の頻度で利用されることもあり、その効果が実際の業務にどう浸透しているかを伺わせます。

SecureMemoの特徴



「SecureMemo」は、特に以下の特徴を持っています。

  • - 高い音声認識精度:独自に開発された音声認識AI「shirushi」は、96.2%の精度を誇り、ノイズのある音声や不明瞭な音声でも正確に文字化することが可能です。
  • - リアルタイムの議事録作成:会議後すぐに、会議のタイトル、日時、参加者、決定事項、議事要旨を自動で生成します。
  • - 音声データの安全な取り扱い:オンプレミス環境での運用が可能で、外部ネットワークから遮断された安全な環境下で音声データを処理・保存します。
  • - 多言語対応:約100言語の音声文字起こしや翻訳に対応し、多国籍な参加者を含む会議にも対応可能です。

まとめ



Nishikaが提供する「SecureMemo」は、宮崎大学のような教育機関におけるデジタル化の進展を支え、業務効率化や記録の品質向上を実現しています。今後も、このような取り組みが全国の大学や企業に広がっていくことが期待されます。技術の進化と共に、私たちの働き方も変わっていくことでしょう。


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