愛知県知立市がリユース事業で「おいくら」と新たに連携し再利用を促進

愛知県知立市が「おいくら」と連携

愛知県知立市が、株式会社マーケットエンタープライズが提供するリユースプラットフォーム「おいくら」と連携し、2025年11月18日より新たなリユース事業を開始することが決まりました。この取り組みは地域社会の抱える課題を解決しながら、不要品の再利用を促進し、循環型社会の実現を目指すものです。

連携の背景

知立市は、これまでもリユースマーケットの開催や、広報活動を通じて不要品譲渡に向けた情報発信を行ってきました。しかし、増加するごみ処理費用や、まだ使えるにもかかわらず廃棄される不要品の多さが課題となっていました。市民へのリユース活動の周知を強化するために新たな施策を検討していた際、マーケットエンタープライズが知立市に対してアプローチ。お互いのニーズが合致したことで今回の連携が実現しました。

「おいくら」の特徴

「おいくら」は、不要品を売りたい人が全国の加盟リユースショップに査定依頼を一括で行えるサービスです。これまでに約155万人が利用しており、手軽に不要品の査定結果を比較できることが好評です。市民は自宅にいながら、簡単に不要品を売却できることで、リユースの敷居が大きく下がります。

知立市の課題解決へ

知立市では、従来の有料戸別収集サービスでは、大型品や重い物を市民自身が運び出す必要がありました。しかし、「おいくら」を利用すれば、自宅まで訪問してもらい、不要品の収集を依頼することが可能です。特に冷蔵庫や洗濯機などの家電も、まだ使えるものなら買取の対象となります。このように、不要品の売却と引き渡しをスムーズに行うことができるため、廃棄物の削減が期待されます。

今後の展望

知立市の公式ホームページには、11月18日15時30分から「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定の申し込みも可能になります。これにより、市民はより多くの選択肢を持つことができ、リユースへの意識を高めることが出来るでしょう。知立市と「おいくら」の取り組みは、廃棄物の削減だけでなく、地域経済や社会全体の廃棄物処理コストの削減にも貢献することが期待されています。