桃太郎フォーラム2025
2025-10-18 22:04:17

学生が思考を深めるための「桃太郎フォーラム2025」報告

進化する教育の場「桃太郎フォーラム2025」



2025年9月29日、岡山大学の津島キャンパスにて「桃太郎フォーラム2025」が開催され、約100名が参加しました。28回目となる本フォーラムのテーマは「今こそ、学生が思考するキャンパスをつくる」で、学生の自主性を重視したシンポジウムが行われました。

開会の挨拶と基調講演



開会の挨拶は岡山大学の教学担当、菅誠治理事の言葉から始まり、文部科学省の石川雅史氏が来賓挨拶を行うことで、フォーラムの重要性が強調されました。次に、田中岳副学長が「感じる」「思う」「考える」といった思考の過程や、個人思考と集団思考、正課と正課外の学びについて解説。これらの軸を通じて、学生の思考を深めるための枠組みを議論しました。

探究活動の具体例



続いて早稲田大学高等学院の小川慎二郎氏が提示した事例報告では、探究プログラムや生徒の主体性を引き出す支援制度が紹介され、参加者には実践的な知見が共有されました。岡山大学の小山敏広教授と田尾周一郎准教授も、2025年度から展開予定の課題探究科目「知の探研」について発表。学部を超えた多様な学生が集まり、さまざまなバックグラウンドを活かした授業設計についての考えが述べられました。

海外研修プログラムの報告



さらに、大学院生の森紀華さんが台湾での研修プログラム(OU-TACT)の成果を報告しました。このプログラムでは台湾の先端企業や大学との交流を通じて、研究活動への新しい視点やアイディアが得られたことが強調されました。

ラーニングコモンズのデザイン



関西大学の岩﨑千晶教授が提供した話題では、ラーニングコモンズデザインがフォーカスされ、学生がより良い学びを得るための環境づくりが提案されました。このセッションでは、学習支援の観点から学生の思考を引き出す方法が具体的に示され、多くの参加者が興味を示しました。

パネルディスカッション



パネルディスカッションでは東京大学の福留東土教授が指定討論者として参加。「思考することはどれほど重要か」というテーマで、教育の知識の在り方や、学生が協働することの意義について深い議論が展開されました。参加者からは活発な質問が寄せられ、思考を促すための具体的な手法や授業運営についての意見が交わされました。

フォーラムの成果



フォーラムは盛況のうちに終了し、参加者の90%以上が満足の意を示しました。また、「多様な分野の学生が集まって何かを生み出す重要性」を実感したというフィードバックも多く寄せられました。今後もこうした活動を通じて、岡山大学は学生の成長を支え続け、地域や社会に貢献していく所存です。

岡山大学はこれからも持続可能な教育環境を提供し、未来のリーダーを育成していきます。全ての参加者と関係者に感謝の意を表し、次回のフォーラムでの再会を楽しみにしています。


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