NECフィールディングの進化
2025-04-30 10:40:06

NECフィールディングがBacklogで業務効率を劇的に向上させた理由とは

NECフィールディングがBacklogで業務効率を劇的に向上させた理由とは



NECフィールディング株式会社は、情報通信技術(ICT)機器の保守と運用サポートを行う企業として、多くのエンジニアを抱えています。この企業は、29年間運用していた保守作業支援システムを刷新するため、大規模な開発プロジェクト「CS-Force」を発足しました。しかし、プロジェクトが始まった直後、世界的に問題となったコロナ禍によって、全面的にリモートワークへ移行せざるを得なくなりました。この影響で、対面でのコミュニケーションが難しくなり、従来の方法ではプロジェクトの運営が困難になりました。

わかりやすいUIによる定着

特に、関係者の多くがITスキルに不慣れな業務部門の担当者であるため、作業や情報が分断されがちで、チーム全体の連携も困難でした。そこで、NECフィールディングは、情報の一元化とリアルタイムでの共有を実現するために、NU-LABが提供するプロジェクト管理ツール「Backlog」を導入しました。Backlogは直感的なデザインにより、ITスキルに自信のない部門でも利用しやすいインターフェースを持っており、社内でスムーズに導入されることとなりました。

このツールにより、ユーザーストーリーを登録し、プロジェクトの進行状況を誰もが簡単に把握できるようになりました。具体的には、プロジェクトごとの背景や効果、優先順位、実装条件などを明確にし、月2回のリリースサイクルに向けて、優先度を定めながら進行することが可能になったのです。これにより、以前のような混乱や属人化を防ぎ、プロジェクトを円滑に運営できる環境を実現しました。

競争心が生まれた環境

さらに、Backlogの導入により、社内では「誰が最初に課題を登録するか」を競うような文化も生まれました。会議で出されたアイデアは、その場で即座に課題として登録されるなど、自発的な運用が促進され、チームとしての一体感が強まっています。このような環境は、業務効率を向上させるだけでなく、メンバー同士のコミュニケーションをも活性化させる結果となりました。

多くの業務への展開

Backlogは、CS-Forceプロジェクトだけでなく、障害管理など他の業務でも活用されています。従来はExcelで作成していた障害リストもBacklogに移行し、影響範囲や対応履歴を効果的に管理することで、関係者全員に情報が共有されるようになりました。この取り組みにより、業務の効率が劇的に改善され、以前とは異なり、チームの連携も円滑に進むようになりました。

NECフィールディングの川尻氏は、「Backlogを使ったプロジェクト管理は、まさに変化をもたらしてくれました。プロジェクト内での便利さが口コミで広まり、他部署からの問い合わせも増えています」と語ります。また、現在では10件以上のプロジェクトでBacklogが活用されており、業務改善の手段としての役割を果たしています。

未来への期待

労働人口の減少という現代の課題に対処するためには、メンバーや雇用形態の多様化が求められます。NECフィールディングは、所属や立場が異なるメンバーが共通の目標に向かって効率的に協力するため、「チームワークマネジメント」の重要性が高まると考えています。このように、Backlogは今後も様々なチームのニーズに応じて適応し続け、サービス改善に努める予定です。

Backlogについて



Backlogは、プロジェクト管理やタスク管理を効率的に行うためのツールであり、豊富な機能を持ちながら簡単に使えるデザインが特長です。2005年のリリース以降、140万人以上のユーザーに支持されています。業種を問わず利用できるこのツールは、チーム全体でのコラボレーションを促進し続けています。さらに、様々なカスタマイズが可能で、様々な業務に柔軟に対応できる利便性を備えています。


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