ケイコーポレーション、ノブハラ興業の完全子会社化
株式会社ケイコーポレーションは、東京都新宿区に本社を構える株式会社ノブハラ興業の全株式を取得し、完全子会社化することが発表されました。これに伴い、ケイコーポレーション代表取締役の森田 渉がノブハラ興業の新代表取締役に就任する一方、元代表取締役の嶋村 裕子がケイコーポレーションの取締役に就任します。この合意は2023年11月21日に成立しました。
M&Aの背景
ケイコーポレーションは、企業や官公庁から依頼を受け、解体や撤去、回収、買取などを通じて事業整理や清算を支援することを使命としています。「モノの終わりを価値の始まりに」という理念のもと、効率的かつ安心できるサービスが提供されています。特に大手製造業や太陽光発電所など、多岐にわたる業種のプロジェクトを手掛けています。
一方で、ノブハラ興業は1987年に設立された解体工事専門会社。在来の手法だけでなく、最新の技術を駆使して商業施設や公共施設の解体工事を実施しており、スーパーゼネコンからの依頼を数多く受けて実績をあげています。また、渋谷パルコや東京海上日動本社ビルなど、地域の中核をなす大規模な案件も数多く手がけています。
これからの展望
今回のM&Aにより、両社の強みを融合させ、特に工場やオフィスビルの解体工事における効率化とサービスの質を高めることが期待されています。ケイコーポレーションのリユースやリサイクルに関する専門知識と、ノブハラ興業の解体技術を組み合わせることで、2029年に年商100億円を目指す中期目標の達成が加速する見込みです。
施工リソースの内製化や現場対応力の強化、また解体からリユース・リサイクルへと続く一貫したサービス提供を通じて、環境への配慮を重視しつつコスト削減も実現していく計画です。
各社代表のコメント
森田 渉は、「ノブハラ興業の長年の技術と信頼は、我々の掲げるミッションに非常に合致します。両社一体となり、お客様に信頼されるパートナーとして成長していきます」と述べました。
一方、嶋村 裕子は「ケイコーポレーションとの協力により、当社の技術を新たなフィールドで展開し、”安心して任せられる解体会社”としての価値を向上させていきます」と意気込みを語りました。
クライマックス
この戦略的な提携により、ケイコーポレーションとノブハラ興業は、新しいビジネスの成長を追求し、顧客に対してより高品質なサービスを提供していくことになります。持続可能な社会を目指す中で、リサイクルの重要性が増す中、両社の協力がどのような付加価値を生み出すか、今後の展開に大いに注目です。