次世代間接材フォーラム
2025-10-16 12:20:30

間接材購買の未来を探る「次世代間接材改革フォーラム2025」の全貌

積極的に未来を形作る「次世代間接材改革フォーラム2025」の開催



SB C&S株式会社が主催した「次世代間接材改革フォーラム2025」が、2025年9月25日に東京で行われました。このフォーラムでは、間接材購買の新たな趨勢や戦略的な価値について深く掘り下げられました。SB C&Sのパーチェスワン事業部とその子会社であるディーコープが協力し、3,600社以上に及ぶ支援実績を背景に、実践的なノウハウや最新の購買システムを基に、参加者が抱える多様な困難を解消するための実務的なアプローチが紹介されました。

様々な視点からのセミナーと交流の場



イベント当日は約60人が参加し、間接材購買業界の有識者からの講演が行われました。まず、未来調達研究所の坂口 孝則氏が「なぜ今、間接材購買改革が必要なのか」というテーマで、ツールやルール、組織の不足が改革を進めない要因と指摘。支出を可視化し、ガバナンスを強化することで、社員体験や人材定着が促進されると強調しました。

次に、購買ネットワーク会の梅原 広行氏が登壇し、「テクノロジー活用とBPOでの次世代の購買改革」について語りました。AIが調達分野に急速に普及している現状を受け、従来の支出可視化やコスト削減が標準化された今、購買部門が組織全体の構造改革を進めることの重要性についても言及しました。未来を見越した役割選択がこれからの鍵であると参加者に訴えかけました。

さらに、積水化学工業の高原 徹氏が「グローバル間接材改革」について報告。2020年から進めている間接材購買改革の取り組みを紹介し、購入管理システムの導入により標準化を図ることで、業務の効率化を実現しているとのことでした。特に、発注から支払いまでの"タッチレス購買"が注目され、業務の大幅な効率化が期待されています。

スペシャルセッションでのディスカッション



フォーラムのクライマックスでは、梅原氏が進行役を務め、坂口氏と高原氏とのディスカッションが展開されました。「AIと人の役割分担」について、AIの利活用が業務支援に貢献する一方で、中小企業に対しての浸透には課題があるとの意見が交わされました。また、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)の重要性も改めて確認され、「人と人との信頼関係が最終的に成功を導く」という結論が導かれました。

全体を通じて、購買改革の鍵はAIやDXの導入と人の役割のバランスにあると認識され、今後も定期的に情報提供し続ける意義が強調されました。

フォーラムに参加した専門家の声



坂口氏は、参加者からの熱心な反響に感激を覚え、間接材購買の重要性が高まっていることを実感したと述べました。梅原氏も、業界全体の動向を共有する貴重な場であったと評価し、広範な知見交流ができたことに感謝を表しました。

積水化学工業の高原氏は、業界全体が間接材購買を戦略領域として強化していることに驚き、流れに乗り遅れないよう改めて改革の必要性を再確認したとも語っています。

今後もSB C&Sは、さらなる情報発信と知識の共有に努め、企業の購買領域での適正化を推進していきます。


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