アクリートがフォーグローブ株式51%を取得
この度、株式会社アクリートがクリエイティブとテクノロジーを活用し、ビジネス課題の解決に重きを置くフォーグローブ株式会社の株式の51%を取得しました。これにより、フォーグローブはアクリートの連結子会社となり、両社はさらなる成長を目指して新たな展開を進めることになります。
企業間のシナジー
アクリート社は設立以来、約20年間「クリエイティビティを活かせる人を増やすことで、社会に貢献する」という理念のもと、デジタルマーケティングやシステム開発など多岐にわたる分野で事業を展開してきました。その中でも特に近年は、LINEを活用したサービスの開発に力を入れています。2022年にLINE Technology Partner ミニアプリ部門の認定を皮切りに、その後もコミュニケーション部門や営業部門といった複数の認定を獲得。その結果、LINEサービスに関する専門知識を深め、製販一体の体制を確立しています。
一方でフォーグローブ社は、クリエイティブなUX/UIデザインやラーニングアプリケーション開発、さらにはデジタルプロモーションなどの分野で活躍しています。これらの専門技術がアクリート社と融合することにより、両社はより価値の高いサービスを提供できることが期待されています。
新たなサービス開発へ
また、アクリート社は2025年の中期経営計画で「超情報化社会におけるコミュニケートプラットフォームカンパニーへ」というビジョンを掲げ、今回の株式取得はこの戦略の一環として位置付けられています。サービスの多様化や事業領域の拡大を目指し、今後はSMS事業から更に「コミュニケーション事業」「ソリューション事業」「投資・インキュベーション事業」といった新たなセグメントを立ち上げる予定です。これにより、企業アライアンスの拡充や収益性の向上が見込まれています。
フォーグローブの事業体制
フォーグローブの経営体制は、これまで通り維持され、ブランドや基本的な事業方針、取引条件に変化はありません。引き続き、長年にわたって培ってきた信頼関係と品質基準を守り、安定したサービスを提供することに力を尽くす意向です。新たなサービス開発においても、高い専門性を生かし、顧客に対してより充実した価値をお届けすることを目指します。
アクリート社とフォーグローブの将来
アクリート社は2003年からSMS配信サービスを展開し、2010年には法人向けのSMS配信事業を開始。これにより、多数の企業からのニーズに応えるだけでなく、信頼性の高い大規模配信プラットフォームを構築しています。グローバルIT企業や国内の大手企業を中心に、広くご利用いただいている実績があります。
フォーグローブ社も、設立以来業界内での成長を遂げており、今後のさらなる発展が期待される中、アクリート社との連携を通じて、新しい市場を切り拓いていくことになるでしょう。両社の強みを活かして、次世代のコミュニケーションとデジタルサービス展開への期待が高まる一方、業界に与える影響も見逃せません。