川商フーズとNPOらいおんはーとの共創イベントで子どもたちの夢を育む

夢の種を育てる、川商フーズとの出会い

東京都江戸川区で2025年10月8日、水上商事グループの川商フーズ株式会社とNPO法人らいおんはーとが共催した特別なイベントが開催されました。その名も「365日子ども食堂ぬくぬく」。このイベントは、子どもたちの体験の機会を広げ、将来の夢を育むことを目的に行われました。

食を通じた学び

当日は、幼児から高校生までの約20名の子どもたちが参加し、川商フーズの社員と共に様々な料理体験を行いました。特に「ノザキのコンビーフ」を使った調理は、子どもたちにとって普段の生活では得られない貴重な機会。食を介して「働く」ことの意義を楽しく学べる内容でした。

NPO法人らいおんはーとは、「すべての子どもたちに豊かで幸せな人生を」という理念を掲げ、困難を抱える子どもたちへの支援に尽力しています。経済的要因に伴う体験格差が深刻化する中、子どもたちに多様な体験を提供し、社会に出る自信を育むことが重要視されています。

企業とNPOの異業種コラボ

このイベントは、多くのメディア注目を浴びました。特に鉄鋼業界の傘下にある川商フーズが食品商社として子ども食堂に参加するという異色のタッグに、業界を超えた関心が集まりました。これには『日刊産業新聞』『鉄鋼新聞』などの専門メディアも取材に訪れ、子どもたちの学ぶ姿に感銘を受けていました。記者たちは、子どもたちが社員と一緒に調理をする様子に興味を示し、今までとは異なる視点からの取材を行いました。

調理体験の意義

イベントは企業紹介の後、いよいよ調理体験が始まりました。子どもたちは、川商フーズから提供された「ノザキのコンビーフ」と「ノザキのポーク」、フルーツ缶を使用して、豪華なカレーやサラダ、ポトフを共に作りました。保護者も参加し、一緒に野菜を切ったり、料理したりすることで、家庭での協力の大切さも学びました。特に、コンビーフを取り入れた料理は、初めてその味を体験する子どもたちにとって、感動の瞬間となりました。

子どもたちのリアルな反応

料理を作った後、食卓を囲んでの和やかな交流が行われました。子どもたちは、社員に夢や仕事についての質問をする中で、リアルな職業観を得る機会を持ちました。特に、「どうやったら社長になれるの？」という質問には、多くの誠実な答えが返ってきます。子どもたちの「将来、こんな仕事をしてみたい！」という興味が芽生えた瞬間、その場にいた全員が一体感を感じました。

社会的意義と今後の展望

今回のイベントは、食をテーマにした新たな企業とNPOが共創するモデルケースとして、体験課題の解決に向けた重要な一歩となりました。参加した子どもたちからは、「家庭でも料理をしたい」という声が多く聞かれ、行動に変化が見られました。また、今後も川商フーズとの定期的な連携を図り、子どもたちに継続的な支援を行うことを約束しています。これにより、生活するスキルや社会性を育む活動をさらに広げていく方針です。