セントマティックが提案する新たな教育プログラム「香りの授業」
2023年2月17日、セントマティック株式会社が提供する「香りの授業」が横浜市立旭小学校で初めて実施され、34名の3年生の児童たちが参加しました。この授業は、香りをテーマにした感性教育プログラムで、これまでの学校教育の枠を超えた新たな学びの機会を提供することを目的としています。
香りを通じた学びの背景
この取り組みは、地元の香料会社との連携を通じて、香りを用いた総合学習の一環として行われました。旭小学校の児童たちは、「お花から香水を作ってみたい」という興味を持ち、クラスで香りに関する様々な活動に取り組んできました。自作のリードディフューザーを制作し、それを地元の鶴見駅で販売する経験を通じて、自主性や創造性が育まれています。
実施された「香りの授業」の様子
「香りの授業」は、東京大学との共同研究を基にしたプログラムであり、脳の活性化に寄与することが科学的に証明されています。授業の流れは、まず目を閉じて香りに集中し、その後、香りから浮かんだイメージや言葉を書き出します。最後に、自分だけのオリジナルな物語を作り上げ、発表するというものでした。
このような体験を通じて、児童たちは自分の内面的な世界を豊かにし、言葉に表現する力を養っていくのです。参加した子供たちは、特に「コーラ」の香りに関する物語を作成することで、香りへの理解を深めることができたと感想を述べています。
児童たちの感想と学び
参加した児童の中には、「コーラの匂いがするクワガタの話」を作った者や、他の香りから浮かんだイメージを語る者など、思い思いの物語を楽しみながら創作した様子が見受けられました。中には「香りを嗅いで言葉にするのが初めてだったが、楽しかった」と語る生徒もおり、この授業が彼らにとって特別な経験であったことが伺えます。
香りの授業がもたらす影響
セントマティックが目指すのは、香りを言語化することによって情緒的な体験価値を高め、さらには社会全体に革新をもたらすことです。今回の「香りの授業」を通じて、児童たちは感性を磨き、将来的にはさまざまな場面で香りを活かした新たな視点を持つことが期待できます。
このように、横浜市立旭小学校で行われた「香りの授業」は、ただの教育プログラムではなく、子供たちにとって香りを通じた新たな発見や学びの場となったのです。これからも、このような取り組みが全国で広がり、多くの児童に新しい体験を提供していくことが望まれます。