GARAGE Program第98期プロジェクトの概要
東京・渋谷の「100BANCH」は、「100年先の世界を豊かにするための実験区」として知られる場であり、次世代のリーダーたちが集う拠点です。ここでは、若い世代のためのアクセラレーションプログラム「GARAGE Program」が実施され、2025年9月に新たに採択された4つのプロジェクトが入居することが決まりました。
プロジェクト紹介
1. Jisui
自炊をテーマにしたこのプロジェクトは、ノベルゲーム形式で自炊を支援する革新的なアイデアを提案しています。プロジェクトの目標は、慣れ親しんだ物語体験を通じて、「自炊が続かない」という悩みを解消すること。多くの人が自炊をする際にぶつかる「レシピが浮かばない」「材料が覚えられない」といった課題に対し、物語を通じて解決策を提供します。
また、AIとユーザー生成コンテンツを活用することで、レシピにストーリーを持たせ、料理が「自己表現」や「社会参加」の手段に変わる仕組みを構築。遊び感覚で自炊を習慣化することで、健康や家計にも良い影響を与えることを目指しています。
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2. MOSSTOPIA
次にご紹介する「MOSSTOPIA」は、苔を利用して都市の緑を増やし、東京を苔のユートピアにするというプロジェクトです。未来の東京では、従来の街路樹が減少してしまった際に新たな緑インフラとして「苔」を活用。「苔」は壁面や天井にも生えることができ、CO2固定能力も高いため、未知の環境を有効活用するための一手として注目されています。
このプロジェクトは、都市の未活用資源と苔を掛け合わせ、実験的なデザインを通じて新しい未来を切り開こうとしています。都市生活の質を向上させるため、様々な方法で苔を増殖させる取り組みが進行中です。
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3. 47WAZA KICKS
「47WAZA KICKS」は、日本全国の伝統工芸を生かしたスニーカーを通じて、文化を広めることを目指しています。藍染や刺し子といった技術を取り入れ、個々の思い出が込められたスニーカーを製作することで、伝統的な技術を新たな形で次世代へと受け継ぎます。
履いているだけで日本の文化を感じられる作品となっており、様々な国々でこのスニーカーが愛用されることで、日本の手仕事を守り続けることにも貢献しています。
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4. DOG-PEE PROJECT
最後に、DOG-PEE PROJECTは、犬のマーキング行動である「おしっこ」を資源として活用することを目指すユニークなプロジェクトです。このプロジェクトは、犬とその飼い主が一体となって都市空間で新たな関係性を築くことを促進し、犬のおしっこを活用した製品開発を行います。
このプロジェクトにより、コミュニティ内で人間と犬とのつながりが深まるとともに、地域に対する還元が期待されます。ドッグフレンドリーな都市づくりへの貢献を目指しています。
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100期生募集中
現在、GARAGE Programは次回の100期生を募集中です。11月に入居予定の100期生の応募締め切りは9月29日までです。未来を変える意欲満々の若いリーダーたちの挑戦を支援するため、多様なプロジェクトが待っています。
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100BANCHの役割
「100BANCH」は、若者たちが新しい価値を創造するための実験的な場所です。メンターの助言や各種イベントによるサポートを通じて、数多くのプロジェクトが未来へと羽ばたく手助けをしています。若き創造者たちが共に成長し、持続可能な未来を築きを目指す場として、これからも注目が集まります。