GBase 2.0正式リリース:AIエージェントが業務を変革
Sparticle株式会社は、最新のAIナレッジプラットフォーム「GBase」2.0を正式に発表しました。この新しいプラットフォームは、これまで人手に依存していた業務を大きく効率化し、最大80%の作業時間短縮を実現します。特に、資料整理や会議記録、市場調査、レポート作成などの作業が自動化され、ビジネスの生産性向上に貢献します。
AIパートナーとしての進化
これまでの「AIチャット」は主に質問に答える役割にとどまっていましたが、GBaseは「行動するAI」へと成長していきます。具体的には、営業や企画、研究職などさまざまな知識労働者が直面する課題を解決するために「創造的に働くAIパートナー」として機能することを目指しています。
そのために、GBaseでは、開発者向けのローカル実行型ツールである「Claude Code」をSaaS環境に安全かつスケーラブルに統合しており、さまざまなデータを処理するための四つの技術基盤を実装しています。
技術基盤における革新
1.
Parser: 様々な非構造データ(例えばPDFやExcelファイル)を意味的に構造化し、AIが文書の意図を理解します。これによって、以前は3時間かかっていた情報抽出が、わずか2分に短縮されます。
2.
Docker: コンテナ技術により、ユーザー間のデータを完全に分離し、安全に実行する環境を提供します。
3.
EFS (Elastic File System): クラウド上で複数コンテナ間でデータを安全に共有できる仕組みを導入。
4.
Stateless: 構成セッションをEFSに集約し、数千ユーザー同時接続にも対応可能なスケーラブルな基盤を構築。
GBase 2.0の主な特徴
GBase 2.0は「生成AI」から「実行AI」への進化を象徴する製品であり、業務の自動化とナレッジ活用の加速を実現しています。その特徴として、次のようなポイントが挙げられます。
- - 自動化機能: 会議の準備や議事録作成、フォローアップを自動化し、営業生産性を最大40倍向上。
- - 高精度のドキュメント検索: Claude Codeベースのドキュメント検索が充実し、GlobやGrepにも対応。
- - リアルタイムの情報解析: Web検索とJina AI MCPによる情報解析を行い、新しい知識を早速活用できます。
- - レポート作成: Python連携により、PPTやデータ分析レポートを自動生成することが可能です。
- - SaaS Connector連携: Google DriveやSharePoint、Boxなどと連携し、既存の社内ナレッジベースを有効に活用。
実際の活用ケース
GBase Agentは、営業、企画、マーケティングなど、さまざまな業務シーンで役立てられています。具体的には、顧客の背景や前回の議事録を自動的に整理し、商談の概要を提案することで準備時間が90%削減されています。また、議事録から行動項目を抽出するほか、競合や法規調査の自動化を通じて業務効率を上げます。さらに、ExcelやPDFからPPTレポートを生成し、シームレスに情報を活用することが可能です。
GBaseの未来展望
Sparticleは、企業のナレッジを「民主化」することを目指し、あらゆる情報資産を実行可能な知識へと変換していく姿勢を貫いています。これにより、企業の情報活用が進化し、ワークフロー全体が大きく変革されることが期待されます。今後のGBaseのさらなる革新に目が離せません。
公式サイト:
GBase