広島県初の重度障害者向けグループホーム開設
2025年11月1日、ユースタイルラボラトリー株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役:大畑健)が広島県に初の重度障害者向けグループホーム「ユースタイルホーム東広島」を開設しました。今回のオープンは、地域の障害者やそのご家族に新たな生活の選択肢を提供することを目的としています。
ミッションと事業の背景
「すべての必要な人に、必要なケアを届ける」というミッションに基づき、ユースタイルラボラトリーは全国で重度障害者向けの介護サービスを展開しています。現在、当社は広島県内で重度訪問介護事業所「ユースタイルケア 広島 重度訪問介護」も運営しており、今回の新設ホームとの連携により、より多様な選択肢を地域へ提供していく予定です。
社会的背景とニーズ
近年、国は障害者が地域で生活できる環境を整えることを重視しています。特に「地域移行」と「日中サービス支援型」の重要性が強調される中、日中サービス支援型グループホームは重度の障害を持つ人々にとって安全で安心な居場所を提供する役割を果たします。しかし、この種の施設は全国的に見てもまだ1割以下しか存在せず、需要が高まっています。
東広島市内では、日中サービス支援型グループホームは今回新設される「ユースタイルホーム東広島」を含めわずか2箇所で、特に精神障害を有する方々の居場所が不足しています。この状況に対して、ユースタイルホーム東広島は急務となっています。
ユースタイルホーム東広島の特色
「ユースタイルホーム東広島」では、入居者の生活を支えるための充実した体制が整っています。具体的には、日中の活動が可能な「日中サービス支援型」施設で、24時間体制で生活支援が行われます。
特筆すべきは、地域で不足しているショートステイ(短期入所)専用居室も完備されている点です。これは、入居者のみならず、そのご家族にとっても大きな助けになります。さらに、児童相談所との連携を強化し、緊急での一時保護にも対応するなど、地域のセーフティネットとしての役割も担っています。
入居者は、様々な日中活動に参加できる機会があり、オーナーの畑を利用した農作業体験も行えます。このような豊かな環境と体験が、入居者同士の交流を促します。さらに、医療的ケアも地域の医療機関と連携し、ホーム内で受けられる体制が整っており、入居者の健康管理にも力を入れています。
今後の展開
ユースタイルラボラトリーは、広島県以外にも栃木県や茨城県での新規開設を目指しており、2027年までには全国で50施設を超える見込みです。重度障害を持つ人々が地域で活躍できる社会を実現するため、今後も事業を拡大していく方針です。
「ユースタイルホーム東広島」は、地域のニーズに応え、すべての人々の生活を支える新たな拠点になるでしょう。ユーザーの皆様のご利用をお待ちしております。ご興味がある方はぜひ、公式サイトをご確認ください。
施設情報
新施設の住所は、739-0141 広島県東広島市八本松飯田6丁目19番3号です。興味がある方はぜひ見学にお越しください。