内定期間中の学習は必須!新人ITエンジニア調査結果を解説
株式会社SEプラスが実施した調査によると、2025年度の新人ITエンジニア107名のうち82%が「内定期間中の学習はやっておくべき」と答えています。これは、新人研修における基礎的な知識の重要性が高まっていることを示しています。
調査背景と目的
近年、ITエンジニアとしての大学新卒者は増加傾向にあり、理系以外の学部出身者も増えてきています。このため、IT業界の人材不足を解消するためには採用強化が欠かせません。しかし、未経験者が研修内容についていくことが難しいと感じるケースも多いことから、内定期間中の学習が求められています。
主な調査結果
内定期間中の学習に関する意見
82%の新人エンジニアが内定期間中に学習すべきと考えており、理由として「基礎知識を持つことで理解しやすくなる」「自信やモチベーションの向上につながる」といった意見が挙げられました。特にIT用語や仕組みなどの基礎知識が圧倒的に重要視されています。
カリキュラムの難易度
調査の結果、IT未経験者のうち60%が新人研修カリキュラムについていくのに苦労していると答えています。このことから、未経験者がスムーズに研修を受けるためにも、学生時代に基礎知識を学ぶことが重要であるといえます。
人気の学習方法
調査では、内定期間中の学習方法として最も人気が高かったのは「eラーニングなどのオンライン学習」であり、全体の60%が推奨しました。この学習方式は、学生生活と両立しやすいことが魅力として挙げられています。
内定者教育の重要性
これらの調査結果から、内定者教育は企業にとってますます重要になることが予想されます。資格取得を促進し、ITに触れる機会を増やすことで、新人エンジニアがより早く戦力化する手助けができるでしょう。
また、内定者の自信やモチベーションを高めるためには、早期に基礎知識を習得できる環境を整える重要性が浮き彫りになりました。人材確保が難しい業界において、内定者教育の質を向上させることで、企業全体の競争力を高めることが可能となります。
今後の展望
株式会社SEプラスは、IT教育サービスを中心に、新人エンジニアへの質の高い教育提供を目指しています。今後も、企業向けに努め、より良い教育環境を整備していく方針です。
会社情報
株式会社SEプラスは、IT書籍に特化した出版社「翔泳社」の一部門として独立した企業で、IT人材教育に力を入れています。これにより、学習者が実践的なスキルを身に付けられるよう、様々なプログラムを提供しています。
以上の調査結果から、内定期間中の学習が新人ITエンジニアにとってどれほど重要かが明らかになりました。各企業は自社の内定者教育を見直し、より効果的な育成策を実施することが求められています。