高校生のメディア信頼度
2025-06-27 19:06:20

高校生のメディアリテラシーの実態と信頼度を探る調査結果

高校生におけるメディア信頼度調査の結果



毎年6月27日は「メディア・リテラシーの日」として、メディアへの信頼度や使いこなしの能力が重要視されています。この日は、長野県松本市で発生した悲劇的な事件を契機に設立されたことから、メディア報道の重要性を再確認する機会となっています。今回、YOUTH TIME JAPAN projectが実施した高校生を対象としたメディア信頼度の調査を紹介します。

調査の目的と背景



メディア・リテラシーは、様々な情報源からの報道を理解し、適切に判断する能力を指します。特に、SNSやインターネットが普及する現代において、この能力の重要性は増しています。調査は全国の高校生を対象に行われ、新聞、テレビ、SNSなど7つの媒体に対する信頼度が測定されました。

調査結果概要



新聞


新聞に関しては、男子の多くが「少し信頼している」と回答した一方、女子は「信頼している」との回答が多数を占めました。しかし、全体としては男女共に約6割の男子と約7割の女子が「見ていない」と答えており、他の媒体と比較して最も閲覧頻度が低いことが示されました。

テレビの報道


テレビの報道番組においては、男女ともに「信頼している」との回答が多数を占めました。男子は75.0%、女子は84.9%が信頼を寄せており、他の媒体に比べて最も高い信頼度を示しました。

ニュースサイトとアプリ


ニュースサイトに関しては、男女共に「少し信頼している」との選択が多かったです。ただし、あまり信頼していないという回答も見られ、約3割の高校生が「見ていない」と答える結果となりました。ニュースアプリにおいては、女子の約5割が「少し信頼している」と報告し、女子の約半数が「見ていない」とも回答しています。これは他の媒体の中でも2番目に見られていないことを示しています。

SNSの影響


SNSを通じて流れてくるニュースについては、男女共に「少し信頼している」との回答が目立つ一方で、約4割が「見ていない」と答えていました。特に、有名な人がSNSでシェアしているニュースに関しては、信頼性がやや低い傾向があります。

まとめ


全体的な傾向として、テレビが高校生にとって最も信頼されているメディアであることが明らかになりました。新聞は最も見られないメディアであったものの、目にしている人々の信頼度は比較的高いという結果も見られました。これらの結果から、高校生が多様なメディア環境の中でどのように情報を受け止め、判断しているのかを考える重要な機会となったと言えるでしょう。

今後もこのような調査を通じて、メディアに対する意識や信頼度の推移を追っていくことが必要です。また、健康的なメディア消費とリテラシーの育成について、学校教育が果たす役割もますます重要になっていくでしょう。


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